石炭燃焼特性実証試験装置

外観画像
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担当部署 エネルギー技術研究所 燃料高度利用領域
設置場所 横須賀地区
設置時期 平成14年8月
概要
石炭火力発電において、今後の瀝青炭の需給を考慮すると、利用石炭種を多様化する必要があります。また、環境面においては、硫黄酸化物、窒素酸化物などの環境対策を始め、石炭灰の有効利用等の方策が至近年で必要となることが予想されます。本装置は、これらの課題に、より高度に対処し、且つ、粉砕、燃焼および排煙処理系統を実機と同様の過程で評価を可能とするものです。
設置の目的
石炭火力においては、燃料の多様化、低コスト化などに対応するための研究課題が今後益々重要となってくると考えられ、石炭の適合性などの実機の課題に対して即応できる技術、ならびに将来を見据えた高度燃焼技術の両面で研究の推進を図っていく必要があります。
仕様
本装置は、粉砕装置、竪型マルチバーナ炉および排煙処理装置から構成されます。
1.粉砕装置
  • 2種類の粉砕装置(ローラーミル、ハンマーミル)を用いて、固体燃料の粉砕が可能
  • ローラミルにおいては、石炭など固体燃料の粉砕特性(動力、粒子径、ミル差圧、ミル振動および摩耗性など)の評価が可能
2.竪型マルチバーナ炉
  • 石炭燃焼量100kg/hのバーナを3本設置した竪型の火炉となっており、実機と同様の燃焼過程での試験が可能
  • 二段(多段)燃焼用空気の注入率と注入位置が燃焼性に及ぼす影響を評価可能・石炭だけでなく、他の固体燃料や重質油等の液体燃料を評価可能
  • 火炉内の火炎を1000コマ/秒の高速度カメラで撮影し、燃焼特性を評価するとともにに、O2、CO、CO2、NOx、SO2、NH3、H2O、HClなどのガスや化学形態別水銀などを測定可能
3.排煙処理装置
  • 排煙処理装置として、アンモニアを注入し、触媒を用いてNOxを分解する方式(SCR法)を用いた脱硝装置、電気集じん機および湿式石灰石石膏法を用いた脱硫装置を設置し、実機と同様の条件で性能および適合性の評価が可能
  • 煙道の温度制御が可能となっており、煙道および排煙処理装置での微量物質の挙動を評価することが可能

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