石炭をクリーンに利用する−石炭ガス化複合発電技術−

 当研究所は、三菱重工業(株)と共同で、実証プラントガス化炉の原型炉である、2トン/日石炭ガス化実験装置(2トン/日炉)を設置し、空気吹き石炭ガス化技術のプロセス開発を行い、200トン/日パイロットプラントガス化炉の設計や運転を支援してきました。さらに、パイロットプラントプロジェクト終了後は、石炭ガス化技術実用化の鍵となる、運転信頼性の確保、高効率運転の達成、コスト低減のため、実験技術と数値解析技術を融合した「石炭ガス化炉設計・運転最適化支援ツール」の開発を進めるとともに、実証プラントプロジェクトの設計や運転の支援を行っています。


 ガス化炉の合理的設計や高効率で安定した運転を行うためには、炉内で起こる様々な現象を詳細に把握することが重要です。数値解析による現象予測技術は、実験と比較してよりフレキシブルな条件設定が可能で低コストな検討手法として活用できます。


 当研究所の石炭ガス化炉数値解析技術では、ガス流動、粒子輸送、伝熱、化学反応等の様々な炉内現象を考慮するため、多くの解析モデルが導入されています。2トン/日炉の知見や各種基礎実験に基づく解析モデルを導入することにより、非常に精度の高い数値解析技術として確立し、実証プラントプロジェクトの支援にも活用しています。

画像拡大

< 石炭ガス化炉設計・運転最適化支援ツール >



画像拡大

< 石炭ガス化炉数値解析技術の概要 >

 ガス化炉内の重要な現象を考慮した三次元数値解析であり、炉内のガス流れや粒子挙動、温度、ガス組成、ガス化炉底部のスラグ挙動などを予測・評価することが出来ます。


Copyright (C) 2009 Central Research Institute of Electric Power Industry. All Rights Reserved.