| 内容概要 | 新しいインタフェースの技術は、従来の人間工学の枠組みを大きく超えるものであり、その特徴としては、1)高度な計算機技術を前提としている、2)人間の本質的理解に基づいて具体的な機械を設計することを目的とする、ことが挙げられる。そのため本稿では、人間の理解のために本格的なアプローチを行ったインタフェース技術を紹介している。これらの技術としては、1)モデル・ヒューマン・プロフェッサー、2)メンタルモデルが挙げられている。1)は、人間の特性把握のためのモデル(ユーザーモデル)で、システム設計者が過去の研究成果を容易に利用しうるという点で注目に値する。代表的なものとしては、GOMSモデルがあり、これは、ある特定の目標が与えられた時、ユーザーが具体的にどういう手段を用いてそれを実現するかを定めるモデルである。このモデルは、ユーザーが計算機の具体的操作を全て把握していることが前提となっている。一方、2)は、人間と機械のインタフェースにおいて、人間が機械についての全ての知識を持ち合わせていないことを前提とし、人間が機械をどういうモデルとして認識するかという点を考え方の基本としている。今後、このように、インタフェースと知識の関係を追及する知的インタフェースの学問分野が益々発展することが期待されている。
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