登録番号1991-01395 (F00)
タイトル原子力プラントの運転における自動化と人間操作とのつり合い
内容概要自動化は原子力プラント(NPP)の重要な特徴の1つであり、自動化の度合いは技術的、社会的要因だけでなく、情報技術の進歩によって大きくなっていくと考えられる。従って、自動化の適切なレベル、即ち機能の人間と機械への配分に関する決定はNPP設計の最も重要な側面の1つとなる可能性がある。この決定プロセスに携わる設計チームはプラント設計、運転およびヒューマンファクタの各分野に経験を有するメンバーから構成されなければならない。そしてこのチームはプラントの運転環境における人間の能力と限界を学ぶ訓練を受けなければならない。自動化は人間の物理的、精神的能力を伸ばすようになされるべきであり、決まりきった、退屈でストレスの多いタスクが自動化されるべきである。一般に、自動化システムに割り当てられるタスクは、それが故障したときに運転員に肩代わりさせるべきではない。自動化システムの設計では、運転員があまり経験のない分野での制御を突然行わなければならないといった事態を生じないように、システムの故障が徐々に現れてくるように設計されなければならない。機械が故障時に費用効果的に、信頼性高く、安全に停止することができないときには、このようなタスクは自動化されるべきではない。
著者J.JENKINSON(NE)
出典HBX佛 1 D A
発行年月日1991/06/09
巻号
ページ
言語英語
登録キーワード自動化、フェイルセーフ、プラント設計、タスク、タスク分析、原子力発電所、ヒューマンファクタ、人間特性、自動化システム

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