| 内容概要 | 最近は,従来と比べて災害の発生頻度が大幅に減ってきており,1億時間を超えるような無災害期間を継続しているところもある。しかし,まだまだ課題は多く,1)死亡災害が減少していかないで増減を繰り返している,2)建設業に災害が多く発生している,3)中小規模の事業場あるいは現場での事故が多い,4)高齢者の災害が増え発生率も高い,5)労働災害全体を見ると,基本的な対策が十分行われていないという原因がほとんどである,6)外国人労働者の安全の問題,等への対策が望まれる。また,平成2年度に建設業の約2500の現場を対象として実施した労働安全衛生基本調査の結果から,1)ヒヤリ・ハット体験に基づく対応策,2)高齢者対策,3)外国人に対する安全衛生対策,が必要であると考えられる。労働省は改正された労働安全衛生法の円滑な施行とともに,1)シニア・セーフティ・リーダー制度の推進,2)労働災害防止特別安全診断事業の推進,3)能力向上教育,4)高年齢労働者労働災害防止対策ガイドラインの周知,5)交通労働災害防止対策ガイドラインの策定,6)化学物質の危険有害表示制度の導入,等に特に重点を置いて安全行政を推進している。また,安全衛生の問題と併せて,労働時間の短縮を引き続き推進していかなければならない。
|