電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R07009

タイトル(和文)

居住者の選好を考慮した省エネ行動選択支援ツールの開発

タイトル(英文)

Development of a Support Tool for Ranking Energy-Saving Activities Considering Residents Preferences

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

家庭で行うことのできる省エネ行動は多数ある。それらを行うことによって、エネルギー消費量の削減、CO2排出量の削減、エネルギーコストの削減(節約)等のメリットが得られるが、逆にエネルギー機器を利用することで本来得られるはずだった快適性や目的達成度の低下、また省エネ行動の手間や時間の増加等のデメリットも存在する。我々は省エネ行動のメリットとデメリットを整理し、階層分析法(AHP)を用いることにより、需要家が自分にあった省エネ方策を知ることができるモデルを開発した。
本報告では、より居住者の実態に合わせることができるように、モデルの改良を行うと共に、Webアンケートにより、すなわち様々なユーザーの省エネルギーに関する選好を得て、選好の分類を行った。さらに改良モデル及び選好の分類結果を用いて、簡単な入力で自己の選好、属性にあった省エネ方策を知ることのできる「省エネ行動選択支援ツール ESAS-R」の開発を行った。

概要 (英文)

We categorized various energy-saving practices carried out in houses, and quantified their advantages and disadvantages. The amount of energy saved, amount of CO2 reduced, additional time consumed by implementing the practice, and decrease in the comfort level for each energy-saving practice were calculated. In the previous studies, we created a model that helps residents select the energy-saving practice appropriate for their lifestyle through an analytic hierarchy process (AHP), which is a decision-making technique. By using this model, residents may be able to identify reasonable energy-saving practices that meet their expectations.
In this report we improved the model that shows the differences of the properties of the households. Moreover, a consciousness survey concerning energy conservation targeting several hundreds of people was conducted via a web questionnaire. And we developed the Energy-Saving Activity Support tool for Residential buildings (ESAS-R) based on the research.

報告書年度

2007

発行年月

2008/06

報告者

担当氏名所属

上野 剛

システム技術研究所 需要家システム領域

中野 幸夫

システム技術研究所 需要家システム領域

キーワード

和文英文
住宅 Residential Building
省エネルギー行動 Energy Saving Activity
階層分析法 Analytic Hierarchy Process
便益 Benefit
Web調査 Web Survey
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