電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R15005

タイトル(和文)

IoT型照明の制御が人間の行動や反応に与える影響および付加価値に関する実験

タイトル(英文)

Experiment of Service Value and Effect to Users' Action and Response by Control of an IoT Illumination System

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

IoTの進展によりHEMSから制御可能なIoT型照明が多数登場し、新たな付加価値サービスを生じる可能性が出てきた。ただしIoT型照明の制御が人間の行動や反応に与える影響、また生じる可能性のある付加価値は明らかでない。そこで新たに実験システムを構築し、被験者実験を行った。実験システムはIoT型照明をベースに、つまみの回転で高齢者でも容易に調色が可能なユーザインタフェースおよび、インターネットを想定した情報共有機能を備える。このシステムを用いて男女20名に対し実験を行い、人間への影響や付加価値に関する実験結果を得た。例えば照明色変更は、被験者が事前に想定した以上に、リラックスやリフレッシュといった、気分や雰囲気の変化に影響する。さらに、IoT型照明は、TVのチャンネルのように複数の照明色を一度に変更でき、いつでも元に戻せる点に、従来とは違う付加価値の基盤があると分かった。

概要 (英文)

HEMS is important as energy saving or DR (Demand Response) tool. In order to diffuse HEMS, however, new attractive services using HEMS are required. On the other hand, a large number of HEMS controllable devices appear by progress of IoT, and these may produce new service value. Then, we examined to study influence to human by the control and reveal a hypothesis of new service values through the subject experiments by using our IoT illumination system. The experiment showed that the base of core IoT illumination is changing function of lighting colors of multiple appliances at once.

報告書年度

2015

発行年月

2016/05

報告者

担当氏名所属

堤 富士雄

システム技術研究所 情報数理領域

三浦 輝久

システム技術研究所 情報数理領域

キーワード

和文英文
HEMS HEMS
IoT IoT
サービス価値 Service Value
照明 Lighting equipment
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