電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U87054

タイトル(和文)

北方海産生物におけるCo,Srの濃縮係数

タイトル(英文)

CONCENTRATION FACTORS OF CO,SR AND OTHER STABLE BY ELEMENTS MARINE ORGANISMS IN NORTHERN JAPAN

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

再処理施設等にかかわる被曝線量評価や環境モニタリングでは,核種の環境中移行挙動の予測,評価が重要な課題である。特に施設が北方に位置することから,北日本特有の気象,海洋,生物相等を考慮した評価のためのデータが求められており,移行挙動の評価パラメータのひとつである濃縮係数についても北方海域に生息する海産生物についての検討が必要とされている。本調査では北方海域に生息する主要な食用海産生物25種の可食部中のCo,Sr濃度を調査して濃縮係数を算出し,IAEAの推奨値との比較,分類学上の生物グループ間の比較により北方海域に生息する生物種の特性に関して検討した。その結果,北方海域の固有種であるマコンブ,フクロフノリ及びエゾバフンウニ,マナマコ,マボヤについて濃縮係数に関する知見が得られた。

概要 (英文)

CONCENTRATION FACTORS OF CO,SR,FE,MN AND ZN BY MARINE ORGANISMS IN NORTHERN DISTRICT OF JAPAN WERE CALCULATED BY MEANS OF THE STABLE ELEMENT ANALYSIS AND RESULTS WERE COMPARED WITH REPORTED VALUES COMPILED BY IAEA IN THE TECHNICAL REPORT SERIES NO.247 ,REPORTED VALUE OF TAKAI FUEL REPROCESSING PLANT AND VALUES FROM GUIDE LINE OF JAPAN NUCLEAR SAFTY COMISSION. CONCENTRATION FUCTORS WERE LOWER THAN REPORTED VALUES FOR CO,FE,ZN AND ALMOST SAME ORDERS OF MAGNITUDE FOR SR,MN. IT WAS FROM THAT THE HIGH CONCENTRATION OF CO,FE,ZN IN THE COASTAL SEAWATER AGAINST THE ESTIMATED VALUES BY IAEA.

報告書年度

1987

発行年月

1988/03/01

報告者

担当氏名所属

立田 穣

我孫子研究所生物部水域環境研究室

御園生 淳

我孫子研究所生物部水域環境研究室

キーワード

和文英文
放射性物質 RADIONUCLIDE
海産生物 MARINE ORGANISM
安定元素 STABLE ELEMENT
原子燃料再処理施設 NUCLEAR FUEL REPROCESSING PLANT
濃縮係数 CONCENTRATION FACTOR
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