財団法人 電力中央研究所

電力中央研究所 研究報告書(電力中央研究所報告)
[CRIEPI Research Report]

研究報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の研究報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。 ダウンロードの際には、当サイトの利用規約を遵守の上ご利用ください。

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研究報告書 詳細情報
[Detailed Information]


ライフサイクルCO2発電量評価に対する弊所報告書Y12031、Y14018に誤記載がございました。これまで報告書のダウンロード等ご利用いただいた皆様にはご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
本評価につきましては、2000年〜2001年に刊行した報告書Y99009とY01006、その後の技術進歩や環境条件の変化に伴う再推計を行い、刊行した報告書(2009年評価:Y09027、Y12031、Y14018)があり、いずれも多数ご利用をいただいておりました。このたび、誤記載の修正とともに2009年評価の三分冊をとりまとめ、電力中央研究所総合報告Y06「日本における発電技術のライフサイクルCO2排出量総合評価」を刊行いたしました。今後は、こちらをご利用いただきますようお願い申し上げます。


報告書番号 [Report Number]
Y06
タイトル
日本における発電技術のライフサイクルCO2排出量総合評価
[Title]
Comprehensive Assessment of Life Cycle CO2 Emissions from Power Generation Technologies in Japan
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
発電に係る環境影響物質の排出量評価としては、発電プラントの運用段階の排出量のみならず、その建設や廃棄、さらには燃料の採掘・輸送・加工・廃棄物処理などの発電部門のサプライチェーンの全体、すなわち発電のライフサイクルを包含して評価する必要がある。しかしながら、同一の評価基準の下、対比可能な形で商用発電技術を網羅した電源別ライフサイクル二酸化炭素(LC-CO2)排出量評価を行った例はほとんど存在しない。2009年基準の素材毎のCO2原単位等の下で、現時点で商用発電技術として確立している技術を網羅した電源別LC-CO2排出量を評価した結果、
・ 火力発電技術のLC-CO2排出量は、発電用燃料燃焼分[直接]が80-90%を占めるため、燃料燃焼を伴わない発電技術に比べて11〜40倍の大きさである。また、発電用燃料燃焼分以外[間接]による火力発電技術のLC-CO2排出量は、全体に占める比率は4〜21%と小さいものの、26〜188g-CO2/kWhであり、発電技術間の優劣を左右し得る量である。
・洋上設置浮体式ウィンドファーム以外の燃料燃焼を伴わない発電技術のLC-CO2排出量は11〜59g-CO2/kWhであるが、燃料燃焼を伴う発電技術の9〜14%のLC-CO2排出量である。
今回の評価結果は、発電技術間の比較にとどまらず、発電事業者にとって発電技術の環境負荷評価に有用なものといえる。
[Abstract]
When assessing pollutants' emissions per unit of power generated, life cycle analysis (LCA) is employed to address not just power plant operation but the whole range of supply chain encompassing fuel mining, processing and transportation, plant construction, and further to plant dismantling and waste treatments. As a pioneer of such analyses, CRIEPI conducted a series of evaluation of life-cycle CO2 emissions per unit of power generated, i.e. the LC-CO2 emission factors, for those generation technologies commercially available in Japan under 2009 parameters and data. Major findings are summarized as follows:
(1) As for the LC-CO2 emissions of the thermal power generation technologies, their 'direct' component representing fuel combustion accounts or roughly 80-90%., which causes their LC-CO2 emissions are several times larger than those without burning fossil fuel. The indirect parts of LC-CO2 emissions other than fuel combustion of the thermal power generation technologies occupy as small as 4-21%, which, however, influence merit orders among the generation technologies.
(2) The LC-CO2 emissions of power generation technologies without fossil combustion are in the range of 11-59g-CO2/kWh except 'Floating offshore' wind farm, which are in the range of 9-14% of those with fossil burning.
These results allow broad comparisons among those technologies, as well as environmental burden assessments for power plant operators.
報告書年度 [Report's Fiscal Year]
2015
発行年月 [Issued Year / Month]
2016/07
報告者 [Author]

担当

氏名

所属

今村 栄一

社会経済研究所 エネルギーシステム分析領域

井内 正直

社会経済研究所 エネルギーシステム分析領域

坂東 茂

社会経済研究所 エネルギーシステム分析領域

キーワード [Keywords]
和文 英文
ライフサイクル分析 Life-cycle Analysis
CO2排出量 CO2 Emissions
発電技術 Power Generation Technologies
発電効率 Thermal efficiency
排出原単位 Emission Factor
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