電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Y06025

タイトル(和文)

実負荷特性を考慮した家庭用分散型電源と電気利用機器の技術間競合分析

タイトル(英文)

Optimal Hot Water Supply Technology Select Analysis in Residential House under Load Survey Data

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

自然冷媒給湯機の冬期定格COPの低下と夏期・冬期需要ピーク日の機器規模を考慮し、料金メニュー選択、技術選択を行う最適分析モデルを構築し、札幌都市圏と首都圏の実測調査により得られた負荷データの平均を用いて、ガスエンジンコージェネレーションシステムと自然冷媒給湯機の技術間競合分析を行った。分析の結果、以下のことが明らかとなった。
(1)現在の各機器の価格条件とエネルギーコスト条件の下では、自然冷媒給湯機(CO2-HP)が需要家にとって年経費最小の点からは札幌都市圏と首都圏ともに最適となる技術選択である。
(2)CO2-HPの夏期定格COPが札幌都市圏で2.8程度(冬期定格COP2.0)、首都圏で夏期定格COPが4程度まで下がると、需要家の年経費の点からは小型ガスエンジンコジェネ(GE-CGS)が最適な技術選択となる。

概要 (英文)

We developed the cost minimization model that chose electricity rate menu and equipment for residential hot water supply. With average load profile obtained by actual load survey in Sapporo area and a Tokyo Metropolitan area. Under the actual energy cost condition and the price of each equipment, natural refrigerant heat pump hot water supply machine (CO2-HP) is more economical than micro gas engine cogeneration system in both area. On the other hand, gas engine cogeneration is economical according to sensitivity analysis of COP of CO2-HP when the COP of CO2-HP is less than 2.8 in Sapporo area and 4 in Tokyo Metropolitan area. The optimal capacity of cogeneration system should be decided based on electricity demand not on hot water demand from a viewpoint of cost minization.

報告書年度

2006

発行年月

2007/05

報告者

担当氏名所属

今村 栄一

社会経済研究所 地域経済・エネルギー技術政策領域

浅野 浩志

社会経済研究所 事業経営・電力政策領域

キーワード

和文英文
自然冷媒給湯機 CO2 Heat Pump Water Heater
ガスエンジンコジェネ Gas Engine Co-generation System
混合整数計画 Mixed Integer Programming
料金制度 Energy Rate
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