財団法人 電力中央研究所

電力中央研究所 研究報告書(電力中央研究所報告)
[CRIEPI Research Report]

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研究報告書 詳細情報
[Detailed Information]

報告書番号 [Report Number]
Y14011
タイトル
米国におけるアンシラリーサービス供給のための需要側資源の活用動向
[Title]
Current status of utilization of demand-side resources for ancillary services in the U.S.
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
本報告書では,米国の主要な6つのISO/RTOにおける,アンシラリーサービス供給源としての需要側資源の活用動向についての調査結果を報告している。

1. 各市場における導入状況とその市場が抱える背景
瞬動予備力については,ERCOT(テキサス州電力信頼度評議会)においては必要量50%を需要側資源が占めるなど,大規模に需要側資源が活用されている例があるのに対して,周波数調整については,例は見られるもののまだ実施規模は小さく,試験段階であると言える。
アンシラリーサービス型DRは,制度的にはCAISOを除いて整備されていることが確認できたものの,十分に活用されていないISO/RTOがあることが明らかになった。
2. 需要側資源をアンシラリーサービス供給源として我が国に適用する際の留意点
米国の事例を通して,需要側資源によるアンシラリーサービス供給の導入時に見られた留意点を抽出したところ,下記の3点が挙げられる。
・ 需要側資源の導入量の上限を定め,適宜見直しを行っている。これにより,需要側資源の信頼度を確認しながら徐々に導入量を増やす手順を踏んでいる。
・ 電源資源と同様に,需要側資源の応答性の評価方法を設定し,信頼度を維持できる資源のみが参加できるよう,制度が整えられている。
・ アンシラリーサービスの中でも,迅速な応答性と,継続的な反応が必要とされる,周波数調整用の需要側資源としては,温水器,蓄電池,プラグインハイブリッド自動車,可変速ポンプが検討されている。
[Abstract]
In the U.S., demand-side resources such as electric vehicles and controllable loads are being integrated into ancillary services market as dispatchable loads. While in Japan, large penetration of renewable resources will increase required amount of ancillary services at ordinary times, and decrease the ratio of thermal power and hydroelectric power generation, which has supplied ancillary services mainly. The purpose of this study is to research the trends about utilizing of the demand-side resources for ancillary service. We conducted literature research through mainly, websites of Electric Reliability Council Texas, PJM, New York ISO, ISO New England, Midcontinent ISO, California ISO and Bonneville Power Administration.
In the spinning reserve market of ERCOT, in which significant amount of wind power generation has been installed, most of the time, demand resources account for 50% of required amount of spinning reserve, and it can be said to contribute firmly. Also in PJM, the demand side resources used for spinning reserve, and demand side resources are utilized in reserve requiring fast response is revealed. On the other hand, utilizing demand-side resources for frequency regulation is also still on testing stage. Through the US cases, we extract key points when ancillary services provision from demand-side resources are applied in Japan. The first one is stepwise introduction of demand responses into ancillary service market. The second one is establishment of reliability evaluation method of demand-side resources.
報告書年度 [Report's Fiscal Year]
2014
発行年月 [Issued Year / Month]
2015/04
報告者 [Author]

担当

氏名

所属

坂東 茂

社会経済研究所 エネルギー技術評価領域

浅野 浩志

社会経済研究所

金田 章宏

社会経済研究所 エネルギー技術評価領域

中野 忠幸

社会経済研究所 エネルギー技術評価領域

キーワード [Keywords]
和文 英文
アンシラリーサービス Ancillary Service
独立系統運用者 Independent System Operator
再生可能エネルギー Renewable Energy
デマンドレスポンス Demand Response
柔軟性予備力 Flexible Ramping Product
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