財団法人 電力中央研究所

電力中央研究所 研究報告書(電力中央研究所報告)
[CRIEPI Research Report]

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研究報告書 詳細情報
[Detailed Information]

報告書番号 [Report Number]
Y15008
タイトル
業務用・産業用需要家のエネルギーマネジメントのための設備運用計画策定ツールの開発―多様な需要家へ適用するための改良―
[Title]
Function enhancement of the facility operation scheduling tool for energy management of commercial and industrial customers
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
大きな電力消費を伴う需要家設備やエネルギー供給設備を統合して最適運用計画を策定するスケジューリングツールの改良を行った。なお本ツールの開発の最終目標は、電気事業の法人担当部署による顧客へのエネルギーマネジメントサービスや、業務用・産業用需要家における日々の設備運用の策定に利用できるようなエネルギーマネジメントツールとすることである。しかし既開発ツールは特定の需要家を想定して開発されたため、より広範な需要家に対して適用できるように改良することが課題であった。

既開発ツールの課題を整理すると、産業用設備モデルや電力・熱供給機器モデルの精緻化に関する課題、考慮できる電力・熱供給機器の拡充に関する課題が主なものとして挙げられる。本報告ではこれらの課題に対して既開発ツールを改良し、二種類のプロトタイプ(A,B)を開発した。
プロトタイプAは、既開発ツールが対象としていた産業用設備の稼働シフトと、エネルギー供給設備の運用計画を統合して最適化できる。特に、産業用設備モデルの精緻化に重点を置き、設備稼働の順位の考慮や、設備の消費電力が時間により変化する特徴などを考慮できるようにした。
プロトタイプBは、エネルギー設備の年間運用計画と日単位の最適運用計画を計算することができ、機器モデルの精緻化にも重点を置いて開発した。年間計画の考慮により、長期評価が必要な、設備更新時の機器選択の問題を取り扱うことができ、さらに、ガスの年間固定消費量契約を結ぶ需要家についても、ガス消費量の季節別・平休日別の最適配分を評価できることを確認した。
今後も、ユーザーに対するヒアリング等を通じてニーズを抽出し、本ツールの改良を進める。
[Abstract]
This report shows the development of software for optimal operation planning of demand side facilities. This software is intended to support demand response mechanism, a load management method by changes in the price of electricity, because it is important for maximizing the effect of demand response to change the operation of demand side facilities according to changes in the price. The difficulty of developing such software is the generalization of demand side facilities, that is, there exists various types of customers and exists various constraints of the operation. This report investigates the issues for widely adapting the software and extracts the following types of issues: (1) precise modeling of industrial facilities, start-up timing of which has to be planned, (2) introducing models of heat equipment, such as, cogenerations, batteries, heat-pump, and so on, (3) precise modeling of heat equipment, (4) functions to study updating the equipment and long term contractions, (5) ease of use. For the issues, the developed software provides following: (i) models of industrial facilities with time varying of electricity consumption and start-up order of facilities, (ii) models of heat equipment with efficiency at partial load and auxiliary power, (iii) yearly plan calculation by using fast and approximation optimization techniques and total consumption constraints of electricity and/or gas for long term contractions.
報告書年度 [Report's Fiscal Year]
2015
発行年月 [Issued Year / Month]
2016/04
報告者 [Author]

担当

氏名

所属

坂東 茂

社会経済研究所 エネルギーシステム分析領域

比護 貴之

システム技術研究所 情報数理領域

キーワード [Keywords]
和文 英文
スケジューリング Scheduling
デマンドレスポンス Demand Response
エネルギー設備 Energy Supply System
最適運用計画 Optimal Operation Planning
エネルギーマネジメントツール Energy Management Tool
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