電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Y88003

タイトル(和文)

エキスパートシステム開発ツールの評価体系

タイトル(英文)

A FRAMEWORK FOR EVALUATING EXPERT SYSTEM DEVELOPMENT TOOLS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,電力会社の開発担当者が,自分の問題に合わせて適切にエキスパートシステム開発ツールを選択できるようなツール評価の枠組みを提案することを目的とする。この評価体系は,以下の3点より構成される。(1)ツールの評価のチェックリストツールの利用目的を,対象とする問題の型・ツール利用のレベル・利用者のレベルの3つの視点から分類整理し,ツール評価に必要な項目を明らかにした。そして,5種類のツール評価のチェックリストを作成した。(2)ツールの機能構成の定義特定のツールに依存しないように,人工知能の諸概念を整理し,一般的なツール機能構成を定義した。これにより,種々のツールを同一の概念のもとで比較対照できるようにした。(3)ツール評価手法チェックリストを用いて複数のツールの評価を簡便にするために,階層化分析法を利用したツール評価手法を開発した。

概要 (英文)

EXPERT SYSTEM DEVELOPMENT TOOLS(ESDT) ARE SOFTWARE SYSTEMS OR SOFTWARE ENVIRONMENTS FOR DEVELOPING SOPHISTICATED PROGRAMS WITH KNOWLEDGE BASES AND INFERENCE ENGINES. THERE ARE SO MANY ESDTS AVAILABLE THAT EXPERT SYSTEM DEVELOPMENT ENGINEERS IN PUBLIC UTILITIES ARE CONFUSED TO EVALUATE THEM AND THAT THEY HAVE DUFFICULTIES IN SELECTING APPROPRIATE ESDTS FOR THEIR OWN PROBLEMS. THIS PAPER PROPOSES APRACTICAL FRAMEWORK FOR EVALUATING AND SELECTING ESDTS. THE FRAMEWORK CONSISTS OF THE FOLLOWING COMPONENTS. (1)TECHNICAL TERM DESCRIPTIONS THAT DEFINE A GENERAL ARCHITECTURE OF ESDTS. (2)DETAILED HIERARCHICAL CHECK LISTS WHICH ARE USED TO CHARACTERIZE THE TARGER EXPERT SYSTEMS FROM THE STANDPOINTS OF PROBLEM TYPES,DEVELOPMENT OBJECTIVES AND USER S LEVELS. (3)A PROCEDUER FOR SELECTING MOST APPROPRIATE ESDTS FROM THE INFORMATION IN THE ABOVE CHECK LISTS BY USING THE ANALYTIC HIERARCHY PROCESS (AHP),A NON-BAYESIAN DECISION ANALYSIS METHOD.

報告書年度

1988

発行年月

1988/08/01

報告者

担当氏名所属

寺野 隆雄

経済研究所情報システム部知識処理研究室

キーワード

和文英文
エキスパートシステム開発ツール EXPERT SYSTEM DEVELOPMENT TOOL
知識処理技術 KNOWLEDGE ENGINEERING
人工知能 ARTIFICIAL INTELLIGENCE
知識ベースシステム KNOWLEDGE BASED SYSTEM
階層化意思決定法 ANALYTIC HIERARCHY PROCESS
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