CERIEPI 電力中央研究所 材料科学研究所
材料科学研究所は、電力中央研究所に属する研究所です。サイトマップ
TOP  >  研究内容  >  研究概要
研究概要

電力の安定供給を目指して

 火力発電所では、高温高圧の蒸気を用いた苛酷な状態で運転されています。 当所では、火力発電所の蒸気配管の余寿命を精度良く予測できる評価法を開発するため、 実際に使用されている大型配管に高温下で圧力と曲げ荷重を長時間作用させる試験を実施すると同時に、 その材料中に生じる損傷の高精度な組織分析を行っています。また、ボイラーの壁面に生じる硫化腐食に対する評価技術の開発に取り組んでいます。

実配管寿命評価設備

 また、構造材料の強度を少量の材料から精度よく測定するためのミニチュア試験片を用いた試験技術を開発し、 国内はもとより国際的な試験規格への取り込みを行っています。この技術の原子炉の強度評価への適用を進めています。
 電力設備の非破壊検査の高度化に向けた最新の手法やシミュレーション技術の開発に加えて、 試験技術者の訓練等に用いる仮想的超音波探傷試験システムの開発などにも取り組んでいます。

材料評価に用いられる各種試験片

省エネ促進・再エネ活用を目指して

 交流・直流変換や50/60Hz変換などの電力制御においてパワー半導体が活躍しています。当所では、長期間使用されたパワー半導体の劣化状況の評価を行うとともに、大幅な省エネが期待できる新型(SiC: シリコンカーバイド)パワー半導体の開発研究に取り組んでいます。

 再生可能エネルギーは、天候などに左右され不安定なため、発電した電気の貯蔵が求められています。当所では、電力の貯蔵や電気自動車などに用いられるリチウム電池の性能評価試験研究を行っています。また、本質的安全性の改善を目指した全固体型リチウム電池の開発も行っています。

先端材料科学研究

 電力設備用材料の設計、劣化機構解明に用いられる微視組織観察や化学組成分析等の高度化に向け、 三次元アトムプローブ(APT)や収差補正透過型電子顕微鏡(Cs-corrected TEM)などの最先端設備の導入と活用に加え、 フォトルミネッセンス、電気化学水晶振動子マイクロバランス(EQCM)などの新たな分析技術の開発にも取り組み、応用の拡大を図っています。 また、最先端の計算材料科学技術を用いた精度・信頼性の高い評価技術の開発に取り組んでいます。

ジュラルミン中の原子の配列(APT測定例)
200 nm = 0.0002mm

トップへ
研究所のご紹介
研究概要
基盤技術紹介
研究成果
メディア掲載
お問い合わせ・採用情報
copyright利用規約リンク集