原子力技術研究所 放射線安全研究センター

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研究設備のご紹介(放射線防護)

放射線安全研究センターでは、さまざまな研究設備や装置を用いて、放射線防護の研究を実施しています。

■固・液相中微量元素測定装置(LA-ICP-MS, ICP-AES)
レーザーアブレーションICP質量分析法 (LA-ICP-MS) は,固体試料中の元素を直接分析できる方法である。高エネルギーのレーザーを固体試料表面に照射し,遊離した元素をICP質量分析装置に導入することにより直接測定する。 ICP発光分析装置(ICP-AES)は溶液中の微量元素濃度同時測定に用いられている。
■比表面積・細孔分布計
低容量式ガス吸着法により,窒素ガスやその他のガスを紛体状の固相に吸着させた際の圧力変化から比表面積,細孔径分布を求める。 主に、処分システムに用いられるバリア材(セメント,ベントナイト)や岩石試料のパラメータ取得に用いる。
■全有機炭素濃度計
溶液中に溶存する有機炭素および無機炭素の濃度測定を行う装置である。 放射性廃棄物からの溶出が懸念される有機形態C-14の挙動の基礎的データ取得を目指す非放射性有機炭素を用いた収着および拡散実験時に使用。
■X線回折装置
X線の回折を利用して、結晶相の同定や定量、結晶化度などの分析を行う装置である。 セメント鉱物やガラスなど、放射性廃棄物処分のバリア材料等を構成する結晶相やその変化を調べ、材料の健全性評価や長期性能評価の際の基礎情報データを取得する。
■熱分析測定装置
示差熱分析(DTA)、熱重量測定(TG)、示差走査熱量測定(DSC)により試料の熱的性質(相転移、分解、融解などの温度、反応熱)を測定することで、鉱物の同定、定量を行うことができる。 主に、セメント長期劣化試験装置で変質させたセメント水和物の特性を分析しており、鉱物組成変化を観察した実績がある。
■セメント長期劣化試験装置
放射性廃棄物処分で使用されるセメント材料の化学的性質は、そのバリア性能を特徴付ける。本装置は、セメント水和物の化学的特性変化について、化学平衡反応(バッチ式)および物質移行に伴う変質の進行(カラム式)の両面からのアプローチによる評価を可能とする。
■環境制御グローブボックス
放射性廃棄物処分場周辺の地下環境では極低酸素濃度である還元条件が予想される。不活性ガス(アルゴン)雰囲気を保持する本装置により、同様の条件下での実験が可能となる。

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