財団法人 電力中央研究所


プレスリリース

経済的で廃棄物低減が期待できる乾式再処理技術の確立に向けて
〜プルトニウムを用いたわが国初の一連のプロセス試験に着手〜

平成16年7月9日
財団法人 電力中央研究所
核燃料サイクル開発機構
 財団法人・電力中央研究所(理事長 佐藤太英、東京都千代田区)と核燃料サイクル開発機構(理事長 殿塚猷一、茨城県那珂郡東海村)は共同で、使用済み核燃料の乾式再処理技術の開発に取り組んできました。この技術は、経済性の向上や廃棄物発生量の低減が期待される、先進的将来技術の一つです。近年では、核拡散抵抗性の高さにも関心が持たれております。
 これまでに、電中研とサイクル機構が協力して、高純度アルゴン封入グローブボックス設備など、乾式再処理プロセス試験装置を開発し、それをサイクル機構東海事業所内の高レベル放射性物質研究施設(CPF)に設置し、両者の共同研究として二酸化ウランからウラン金属を高い効率で回収するなど着実に成果を得てきました。
 この度、2004年(平成16年)7月中旬より、乾式再処理のもつ優れた特性とされる、プルトニウムとウランを一括回収する一連のプロセス試験に、わが国で初めて着手することとなりました。


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※ 本件は、文部科学記者会、科学記者会、経済産業記者会、エネルギー記者会、茨城県政記者クラブでリリースしております。

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