環境省では、微量PCB汚染廃電気機器等の効率的かつ確実な処理推進の観点から、絶縁油に含まれる微量PCB濃度の分析精度を確保しつつ、短時間かつ低廉な費用で測定できる方法(簡易測定法)に関する検討を行ってきました。平成22年1月に公開された
「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル(以下、
「簡易測定法マニュアル」という。)
」(第1版)において、絶縁油中の微量PCB濃度が基準値以下であることを迅速に判定(スクリーニング)できる
「迅速判定法」ならびに絶縁油中の微量PCB濃度を簡易に確定することができる
「簡易定量法」を併用する考えを取り入れ、7方式の
「簡易定量法」を通知しました。
今般、6月30日に新たに「簡易定量法」3方式及び「迅速判定法」6方式が追加された「簡易測定法マニュアル」(第2版)が公表され、7月1日からこれら全ての方式の運用が開始されました。
「簡易測定法マニュアル」(第2版)には、当所と鰹Z化分析センター(社長:中塚巌 本社:大阪市中央区)が共同開発した以下の2方式が採用されました。
(1)
バイオセンサー法〔迅速判定法〕
(2)
ゲル浸透クロマトグラフィー/電子捕獲器付きガスクロマトグラフィー法(GPC/GC/ECD法)〔簡易定量法〕
環境省の簡易測定法として認定を受けるに際しては、(株)住化分析センターを応募機関として、所定の技術評価を受けた経緯を踏まえ、プレス発表は、同社が主体となって本日16時に、エネルギー記者会、環境記者会および化学工業記者会において行いました。
詳細については、
(株)住化分析センターのプレス発表 をご参照下さい。