財団法人 電力中央研究所


2013年4月2日
一般財団法人 電力中央研究所

当研究所狛江地区アイソトープ施設・排水設備からの漏えいについて
(最終報告)

 標記につきましては、地域の皆様に大変なご迷惑ご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。
 先般、2月25日付けで当研究所狛江地区にあるアイソトープ施設・排水設備からの漏えいについてご報告をさせて頂きましたが、このほど 1. 排水設備の健全性確認、2. 原因の究明、3. 再発防止策の策定が完了したために、別添のとおり文部科学省ならびに狛江市に報告を行ないました。
 ※2月25日付掲載 ご報告事項

 上記に掲げる3項目のうち、

 1.については、亀裂が発生した埋設排水管を新たな物に更新した上で、再度検査を実施して漏水が生じないことを確認いたしました。
 2.については、所内外の専門家の知見を踏まえて、配管の敷設時に配管にかかった応力や埋設配管の地上部に設置されたコンクリート基礎の荷重などによる影響の可能性が高いことが分かりました。
 これを受け、3.として、埋設配管から目視点検が出来る露出配管に切り換えるとともに、応力を逃がすために配管の接続部分に伸縮継手を採用いたしました。

 さらに、万一の対策として配管の周囲にピット(受け)を設置いたします。この他、排水量の変動を毎月定期的に確認することも徹底いたします。
 また、地域の皆様よりご要望のありました井戸水への影響の確認ですが、当研究所内において経過観察いたします。

 今後、二度と今回のような事故を発生させないよう万全を期すようにいたしますので、今後ともご高配を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
以上
添付資料
一般財団法人電力中央研究所狛江運営センター(東京都狛江市)放射性同位
元素使用施設における排水設備からの漏えいについて(最終報)
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