
電力中央研究所は、東日本大震災や原子力発電所事故によって生じた課題や電気事業にとって新たに対応が求められる課題を解決して、
今後より柔軟かつ強靭なエネルギー需給構造とそれを支える仕組みを築くことを目指し、研究課題の優先度を精査して、2011年度期中に研究の中期的な方向性を示す「研究の柱」を見直しました。
2012年度は、以下に示す三つの「研究の柱」の下で、重点課題、重点(プロジェクト)課題、基盤技術課題から成る新たな研究課題構成により研究を推進します。
なお、重点課題および重点(プロジェクト)課題については、関連性の高い課題を「課題群」にグループ化し、多様な技術の相互連携による効果的な成果の創出と発信を図ります。
また、特に震災対応など電気事業の喫緊の課題については、研究資源を引き続き優先的に配分し、蓄積した知見の活用と全所大での連携による研究推進により、早期の解決に貢献していきます。
◆研究の柱
| ・ | リスクの最適マネジメントの確立 |
| 電力の安定供給に関わるリスクの低減および管理を目指して、自然現象や社会・経済の変動が電気事業に与える影響を評価し、それらへの社会的な制度・仕組みを含めた対応策を提示する課題に取り組みます。 |
| ・ | 設備運用・保全技術の高度化 |
| 電気事業の責務である電力の安定供給を技術的に支援するため、発電設備や流通設備の運用・保全技術の高度化を図る課題に取り組みます。 |
| ・ | 次世代電力需給基盤の構築 |
| 将来のリスクに備え、それらを最小限に抑え、克服することを目指して、電力供給および電力利用の両面での一層の高効率化とエネルギーセキュリティの確保を可能にする次世代の基盤を構築するとともに、省エネルギー・低炭素化に向けた先見的な課題に取り組みます。 |
◆研究課題
| ・ | 重点課題 | : |
電気事業に必要とされる技術のうち、当所が重点的に取り組み、維持・継承または発展させる研究課題 |
| ・ | 重点(プロジェクト)課題 | : |
重点課題のうち、早急に解決すべき課題や、電気事業や社会への貢献度が高い研究課題 |
| ・ | 基盤技術課題 | : |
保有技術を維持・継承する、または将来を見据えて新たに開発すべき技術を発掘する研究課題 |
電力中央研究所 2012年度 研究課題構成 (PDFファイル:約1.3MB)