財団法人 電力中央研究所

2010雷リスクシンポジウム

変貌する現代社会の雷リスク― 安全・安心な社会の構築を目指して ―


電力中央研究所 電力技術研究所 雷リスク調査研究委員会


 社会の高度情報化が進み、電力設備や通信設備のみならず、ほとんどすべての社会インフラストラクチャは情報ネットワークを介して運用され、一般家庭においてもインターネットの使用が日常的となっています。しかし、このようなネットワークで使用されている電子機器やコンピュータは、雷過電圧のような外乱に対して極めて脆弱なもので、システムとしてみた場合の信頼性や安定性が危惧されています。

 一方、環境問題の観点から、風力発電のような再生エネルギー発電設備の開発が積極的に進められていますが、風力発電設備が大型になるにつれ、風車ブレードへの雷撃による各種被害が問題になりつつあります。また、世界的に超高層の建築物の建設が進められていますが、それらへの雷撃様相は、耐雷設計のみならず雷放電現象解明の観点からも関心が高まっています。

 これまで雷保護対策は、避雷針などによる雷しゃへい(外部雷保護対策)と、避雷器やSPD(Surge Protective Device)などによる過電圧抑制(内部雷保護対策)からなるものですが、保護対象によっては必ずしも合理的な設計指針が確立しているとは言えず、当該地域の雷の厳しさ(雷ハザード)を踏まえ、費用対効果を総合的に考慮した、いわゆる雷リスクマネージメント手法の構築が求められています。そのための雷データの蓄積や雷予測技術の開発も近年大いに進展しています。

 このような状況を踏まえ、当所では各種の社会インフラについて雷リスクマネージメントの基本的考え方やその手法の検討状況などについて広範な視点から報告して戴くとともに、それらにもとづく参加者相互の討論を通じて、今後の雷リスク研究の方向性および合理的な耐雷設計指針の確立に貢献することを目指した、標記シンポジウムを下記の要領にて開催することと致しました。雷害対策の研究・技術開発に関心をお持ちの方々のご参加をお待ちしております。


開催要領

  日時: 平成22年6月9日(水)13:00〜17:20
 
  会場: コクヨホール(JR品川駅下車徒歩10分)  コクヨホールへのアクセス
 
  定員: 250名
 
  参加費: 無料
 
  申込方法: 下記の「参加申し込み(ボタン)」よりお申し込みください。定員になり次第締め切りとさせていただきます。

プログラム

  13:00〜13:10   開会挨拶
 
  電力中央研究所 電力技術研究所 所長 藤波秀雄
  13:10〜13:20   (1)「雷リスクの基本的考え方」
 
  電力中央研究所 電力技術研究所 研究参事 新藤孝敏
  13:20〜13:50   (2)「雷予測の現状」
 
  気象庁 予報部 予報課 海老原智
  13:50〜14:20   (3)「電力インフラ設備における雷リスク」
 
  電力中央研究所 電力技術研究所 雷・電磁環境領域リーダー 本山英器
  14:20〜14:50   (4)「再生可能エネルギー発電設備における雷リスク」
 
  湘南工科大学 電気電子工学科 教授 関岡昇三
  14:50〜15:10   休憩
  15:10〜15:40   (5)「通信回路における雷リスク」
 
  NTT環境エネルギー研究所 エネルギーシステムプロジェクト
電磁環境技術グループ 主任研究員 倉本昇一
  15:40〜16:10   (6)「鉄道設備における雷リスク」
 
  鉄道総合技術研究所 信号通信技術研究部 信号 主任研究員 新井英樹
  16:10〜16:40   (7)「超高層建築物における雷リスク」
 
  日建設計 設備設計部門 設備設計室 渡邊 薫
  16:40〜17:15   総合討論
  17:15〜17:20   閉会挨拶
 
  (司会:電力中央研究所 電力技術研究所 副所長 八島政史)
  *発表者の都合により、内容等を変更させていただくことがございます。予めご了承ください。
また、定員となり次第締め切りとさせていただきます。


定員に達したため、受付を終了しました(5月14日)



お問い合わせ: (財)電力中央研究所 電力技術研究所
       雷・電磁環境領域 主任研究員 高橋 明久
       TEL: 046-856-2121(代表) FAX: 046-857-5829
       E-mail: mail address
       http://criepi.denken.or.jp/jp/electric

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