地球工学研究所

トップ > センター・領域紹介

センター・領域紹介

バックエンド研究センター

 バックエンド研究センターでは、低レベルおよび高レベルの放射性廃棄物処分技術、原子力発電所の使用済燃料の輸送や貯蔵技術などに関する研究を行っています。また、原子力発電所の火災防護技術の研究も行っています。

地質評価グループ

 当グループは、ダムを始めとした電力施設の立地・建設に関わる地質調査の経験を踏まえた高・低レベル放射性廃棄物処分に係わる地質調査、評価技術の開発を行っています。どこにどんな地質(環境)が分布しているか、それらはこれからどう変化しうるかという視点から、特に、隆起・侵食の履歴や、地下の地質構造、地化学環境等、地層の性質を明らかにする研究に取り組んでいます。これらの研究成果と他のグループの技術とを合わせて地質調査、評価技術の蓄積・体系化を進め、実証試験(処分事業への最適化)を通じて、処分場候補地の選定と評価を円滑に行うことを支援します。

地質評価グループの主な研究対象

地質評価グループの主な研究対象

物質移行評価グループ

 当グループには、地下水の流れや地盤内での物質の移動を評価する専門家が所属します。放射性廃棄物の処分システムの安全性を評価するためには、地下水の流れの速さや向きを評価することが不可欠であり、地下水が地盤に入ってからの時間、すなわち地下水年代を測定することによって、通常の方法で測定できない遅い地下水の流速や、流れの大まかな経路を評価する技術の開発に取り組んでいます。また、放射性物質が地下水により運ばれる場合、そのメカニズムを明らかにするとともに、地盤内での放射性物質の移動速度や移動経路を評価するための研究に取り組んでいます。

希ガス4Heの分析による地下水年代測定の概念図

希ガス4Heの分析による地下水年代測定の概念図

バリア性能評価グループ

 当グループには、人工バリアの専門家が所属しています。放射性廃棄物は、放射性物質が漏れ出さないように、非常に細かい天然の粘土であるベントナイトを締め固めたものや、セメントを用いた人工バリアで密封したうえで、地層中に埋設処分する必要があります。地層中では、収容した廃棄物から生ずる熱や、周囲の地下水の水質等、さらされる環境により、人工バリアの性質が変化する場合もあり、これらを考慮した長期的な耐久性に関する研究に取り組んでいます。

バリア性能評価Gの主な研究対象

バリア性能評価グループ

輸送・貯蔵グループ

 当グループには、主に、構造工学および伝熱工学の専門家がおり、使用済燃料の輸送・貯蔵に関する課題に取り組んでいます。 放射性物質の輸送では、30年以上の長きにわたり、輸送容器の輸送規則に対する適合性を、実物大容器を用いた衝撃試験や火災試験により実証するとともに、新しい輸送容器の開発等に取り組んできました。また、使用済燃料の貯蔵に用いられる金属製やコンクリート製のキャスクの安全性に係わる耐震性能、除熱性能に関する研究や、キャスクに飛来物が衝突した際の評価研究を行ってきました。近年では、原子力施設に竜巻飛来物が衝突したときの対貫通性能に関する研究や、キャスクの長期間の使用に備え、応力腐食割れ(SCC)対策等に関する研究に取り組んでいます。

輸送・貯蔵グループの設備

輸送・貯蔵グループの設備
ページのトップへ戻る