地球工学研究所

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センター・領域紹介

地圏科学領域

 地圏科学領域では、地質調査、活断層調査、物理探査、岩盤の調査・試験、地下水調査などによる構造物の基礎地盤や地下深部の評価、電力施設をはじめ構造物の立地、調査、建設、保守などに関する研究開発に取り組んでいます。

物理探査・地下水グループ

 当グループでは、地下の構造や状態を非破壊で診断することができる物理探査と、地下水の流れを予測する地下水流動評価の専門家が所属しており、 水力発電所や送電設備に係わる斜面の安定性評価等、既設電力施設の保守に関する課題解決に取り組んでいます。 また、エネルギーの地下利用技術として、地熱発電、地球温暖化対策のための二酸化炭素地中貯留(CCS)、圧縮空気によるエネルギー地下貯蔵(CAES)、 高レベル放射性廃棄物の地層処分といった諸技術の開発・高度化にも取り組んでいます。

当所で構築した斜面崩壊危険度評価手法

当所で構築した斜面崩壊危険度評価手法

地化学グループ

 当グループでは、主に岩石や鉱物を対象にした同位体分析、年代測定等の専門家が所属し、断層や津波、火山の活動性評価、地すべりや岩石の風化メカニズムの解明等を行うことにより、 これらが発電所に及ぼす影響評価に資するための研究を行っています。特に年代測定では、放射性炭素(14C)法、ルミネッセンス法、カリウム・アルゴン(K-Ar)法、ウラン・鉛法(U-Pb法)など様々な年代測定法の高度化・適用性検討を行っています。

地質年代測定法の対象物と適用可能年代

地質年代測定法の対象物と適用可能年代

火山学グループ

 当グループでは、火山地質学、火山岩岩石学、年代学の専門家が、火山の噴火で発生した溶岩や火山灰を対象に、野外調査、顕微鏡観察、精密機器分析を行っています。 これにより、噴火の形式と推移、規模、時代、頻度や、地下のマグマの状態を解明しています。また、当所の流体科学領域と協力し、噴煙・降灰が拡散する様子を、大型計算機を用いて数値シミュレーションで再現しています。 さらに、エネルギー技術研究所や電力技術研究所と協力し、降灰の電力施設への影響評価と対策に取り組んでいます。 これらの幅広い研究の成果を、火山噴火や降灰災害の評価と対策に役立てています。

火山学グループの研究対象

火山学グループの研究対象

断層研究グループ

 当グループでは、構造地質学、変動地形学、地球物理学等の専門家が所属しており、原子力発電所等の耐震性評価に資するために、断層の活動性評価手法や、活断層の連動性評価手法の構築に取り組んでいます。 特に、岩盤内の断層破砕帯を現地で観察し、採取した地質試料をCTスキャナーや電子顕微鏡などで分析して、その内部構造や構成物質から活動性を評価する手法の開発を目指しています。 また、反射法地震探査や地震波トモグラフィ解析によって活断層の地下構造を把握するとともに、断層運動を模擬した砂箱実験や岩石摩擦実験などを通じて、断層の性状を総合的に評価しています。

断層研究グループの研究対象

断層研究グループの研究対象
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