環境科学研究所

2004年度 研究概要


地球工学研究所
環境科学研究所
研究概要
-2004年度研究成果-
地球工学研究所・環境科学研究所 研究概要-2004年度研究成果-の発刊にあたって
地球工学研究所の概要
環境科学研究所の概要
自然災害軽減・保生技術

◇リスクマネジメント手法による電力施設の保生技術の構築(地球工学研究所)

  1. 組み合わせ最適化手法による震源断層の破壊過程の解明
  2. 構造物の制振補強効果の確率論的評価法の提案

◇地震災害軽減技術(地球工学研究所)

  1. 2次元不整形地盤構造調査のための微動アレイ探査法の提案 -数値シミュレーションによる検討-

◇降雨・降雪災害軽減技術(地球工学研究所)

  1. 気象レーダーで雷雲内の風の流れを測る

◇電力構造物維持管理技術(地球工学研究所)

  1. 上下地震動が鉄筋コンクリート製地中構造物の耐震安全性に与える影響の評価
  2. 鉄筋コンクリート製地中構造物の耐震安全性に対する合理的な評価手法の提案
  3. 風洞実験を活用した送電線のギャロッピング現象の解明

◇立地・建設技術(地球工学研究所)

  1. 地下水の化学的分析による断層破砕帯の地下水流動評価
  2. 化石燃料地下備蓄貯槽周辺岩盤の水封状況のモニタリング
    -電気探査法の水分飽和度評価への適用性について-
  3. 地震観測に基づく原子力発電所基礎地盤の減衰定数の同定
  4. リスク評価手法による原子力発電所基礎地盤・斜面の耐震安定性評価基準値の合理性検討
環境問題への対応

◇温暖化予測・対策技術の開発(環境科学研究所)

  1. 西暦2450 年までの地球温暖化の予測 -濃度安定化効果の評価-
  2. 高精度全球大気データの作成
  3. 海洋鉄散布による植物プランクトンの増殖と炭素固定量の評価
  4. マングローブ生態系からの一酸化二窒素ガス放出量の推定
  5. 衛星データを用いたマングローブ植林域の炭素吸収量・貯蔵量算定
  6. 森林土壌によるCO2吸収量評価手法の提案
  7. マングローブ生態系の堆積物におけるCO2隔離貯蔵量評価法
  8. 炭素安定同位体比を用いた森林内CO2 放出量の構成比率の推定
  9. シンチロメータを用いたCO2 吸収量評価手法の開発

◇微量物質の動態解明とリスク評価(環境科学研究所)

  1. 東アジア地域を対象とした水銀沈着量予測モデルの開発
  2. 東京湾における大気と河川からの微量物質の負荷量

◇分散型電源普及影響の総合評価(地球工学研究所・環境科学研究所)

  1. 屋外熱環境や冷房省エネに及ぼす屋上緑化の効果を予測できる手法の開発
  2. GIS連動型大気環境濃度予測システムの開発

◇電磁界の生物影響評価(環境科学研究所)

  1. 細胞用中間周波磁界曝露装置の開発と微生物を用いた中間周波磁界の変異原性評価
  2. 中間周波磁界は発生初期の鶏胚において発生異常を引き起こさない

◇大気環境影響評価(環境科学研究所)

  1. 東アジアを対象とした越境大気汚染モデルの性能比較(MICS-Asia)

◇水域環境影響評価(環境科学研究所)

  1. DBF海洋レーダを活用した3次元沿岸流動場の推定
    -防災および災害監視業務への活用に向けて-
  2. 河川流況変動に起因するアユ産卵環境の変動予測手法の提案

◇化学物質の計測・対策技術(環境科学研究所)

  1. 排水中のホウ素等陰イオンの高性能吸着剤の吸脱着特性

◇廃棄物処理・リサイクル技術(環境科学研究所)

  1. 石膏ボード廃棄物のリサイクルに関する現状調査・分析
  2. 微生物を付着した木炭によるガス状物質の除去技術開発
    -硫化水素に対する適用性とメタン除去能力の持続性の確認-

◇生物環境評価(環境科学研究所)

  1. 石膏ボード廃棄物のリサイクルに関する現状調査・分析
  2. 微生物を付着した木炭によるガス状物質の除去技術開発
    -硫化水素に対する適用性とメタン除去能力の持続性の確認-
原子燃料サイクルバックエンド技術
  1. 効率的な地下調査を可能にするコントロールボーリング
  2. 海水の影響を考慮した各種ベントナイトの膨潤性の評価法
  3. ベントナイト中の水の移動に塩分濃度が与える影響
  4. セメント系材料の溶脱挙動に対する地下水組成の影響
  5. フライアッシュのポゾラン反応性迅速判定法(API法)の確立
  6. フライアッシュを使用した高耐久性コンクリートの製造技術の開発
  7. 地下施設の施工性を考慮した岩盤評価法の提案

◇リサイクル原子燃料の貯蔵技術の開発(地球工学研究所)

  1. 実物大コンクリートキャスクを用いて除熱性能を確証
  2. 温度情報からキャニスタ内のヘリウム漏えいを検知
  3. コンクリートキャスクを対象とした高温下の塩害評価法の提案
  4. コンクリートキャスク用低放射化・高性能コンクリートの開発

◇廃止措置関連技術(地球工学研究所)

  1. コンクリート構造物の再利用技術 -切断した鉄筋コンクリートブロックの接合方法の開発-
先端的基礎研究

◇計算科学(地球工学研究所)

  1. 高分子シール材料の長期耐久性予測-力学・熱・化学カップリング数値シミュレーションコードの開発-
  2. 山岳風、おろし風などの局所気象を精度良く計算できる3次元気象解析プログラムの開発
  3. 有限要素法に基づく乱流解析コードによる液面からのガス巻込み予測
  4. 電磁流体解析コードによる高速炉用の大容量液体金属駆動装置の検討

◇生物科学(環境科学研究所)

  1. ポリ乳酸を用いた窒素除去バイオリアクターの開発 -窒素除去活性の向上と長期安定化-
  2. 窒素除去バイオリアクターによる発電所実排水の処理
  3. カドミウム汚染米を判定するためのイムノクロマトグラフィーの開発
  4. 有害な六価クロムを無害化する微生物の電気化学的高密度培養

◇地球科学(地球工学研究所)

  1. プレートの沈み込みと海溝型地震が日本列島の長期的地殻変動に与える影響
    -地殻変動シミュレーションによる検討-
  2. 日本列島陸域における地震活動度と地形・表層地質の関係
主要な新規試験研究設備(地球工学研究所、環境科学研究所)
  1. 迅速・高性能な試料表面観察装置
  2. 水素・酸素安定同位体比測定装置
  3. セメント水和発熱速度測定装置
  4. 大深度地下空洞周辺岩盤地下水モニタリング装置
  5. 蛍光実体観察システム
  6. 高精度液体クロマトグラフィー質量分析計
  7. オンラインホウ素モニター(試作機)