登録番号1988-00018 (K00)
タイトルTMI-2事故の記述
内容概要TMI-2事故は蒸気発生器への給水喪失により始まった。プラント設計、機械的故障およびヒューマンエラー等が重なり合って事故は進展し、大型原子炉での最悪の炉心損傷を引き起こすに至った。炉心温度は局所的に2酸化ウランの融解温度、さらに溶融温度に達した。少なくとも炉心の上半分は破壊し、炉心中央部の一部は原子炉容器底部にくずれ落ちた。また、炉心周辺では、一部の鋼製機器が損傷を被った。一次系の他の部分はほとんど損傷を受けなかった。十分な注水が行われて、過酷に損傷した炉心の冷却可能性が実証されたことは、TMI-2事故の着目すべき重要な結果であった。
著者G.R.THOMAS(EPRI)
出典AMERICAN CHEMICAL SOCIETY
発行年月日1986/00/00
巻号
ページ(0002-0025)
言語英語
登録キーワード原子力発電所、ヒューマンエラー、PWR、炉心損傷、原子炉冷却系、給水系

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