登録番号1989-00578 (F00)
タイトルフールプルーフ技術
内容概要マンマシンシステム(システムの中に人間要素が入っており、しかも原理的にはかなりの部分が機械により代替可能な性質を持っているシステム)が高度化・複雑化するにつれて災害も重大化し、フールプルーフの必要性が注目されている。本稿は、1)フールプルーフの考え方、2)人間の犯すエラー、3)フールプルーフ技術の適用例、4)フールプルーフの今後の動向、というテーマに沿ってフールプルーフを検討するものである。1)では、マンマシンシステムの特性とその安全性の担害要因を解説するとともに、人間の特性を十分考慮に入れたフールプルーフ技術の必要性を指摘している。2)では、ヤル気の欠如(個人の特性)と注意集中の低下/慣れの発生(個人の能力)がエラー発生の重大障害であるとし、フールプルーフの目的は、これらを広範にカバーすることにあると指摘している。3)では、ロボットのインテリジェント化、ロボットの安全柵、および加工機械のフールプルーフ技術を説明している。4)では、操作部、駆動部、指令部、検知部、計算部、表示部などにおける人間と機械の分担に応じたフールプルーフ水準の的確な把握、有効なフールプルーフ技術の開発・適用、そして大脳生理学的な解明による人間特性の把握に基づくマンマシンシステムの最適設計の実現を課題として挙げている。
著者金本 恒(CHIBA INST TECH)
出典安全
発行年月日1987/00/00
巻号0038/0010
ページ(0230-0027)
言語日本語
登録キーワードフェイルセーフ、フールプルーフ、プラント設計、MMI、ヒューマンファクタ、エラー分析、意識水準、ロボット、人工知能、ヒューマンエラー、エラーファクタ、人間特性

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