登録番号1989-00807 (C00)
タイトル精神性発汗量連続記憶装置- 手掌部発汗の長時間測定 -
内容概要自律神経機能検査法として臨床各方面で広汎に利用でき 容易に取り扱える局所精神性発汗連続記録装置の実用化を進めている。装置は、皮膚を覆う小型カプセル内に静電容量式湿度センサを設置し、微量の精神性発汗を連続的に測定・記録するものである。本稿では、装置の構成を詳述するとともに、カプセルに供給する乾燥空気の除湿回路の特性と日常生活における手掌部発汗測定の実験例を示し、長時間連続測定の可能性を吟味する。実験では、1)精神的ストレス負荷時の短時間の発汗反応(17才女子に2回の暗算を負荷した際の左拇指腹部の発汗反応)、2)日常生活の下での発汗状況(27才男子が椅子に腰掛けた安静状態での左手掌部(拇指)発汗と指間温度、45才男子の睡眠時における手掌部発汗と指間温度)を測定した。これらの実験の結果、加熱、除湿後のシリカゲル(100g)を用いた空気回路では市販の窒素ガスと同程度の乾燥空気が得られ、装置の20時間以上の連続使用が可能であることがわかった。
著者森 健治(SUZUKEN CO)、坂口 正雄(NNCT)、横地 裕(SUZUKEN CO)、大橋 俊夫(SHINSYU UNIV)
出典電子情報通信学会技術研究報告信学技報(MBE88-53)
発行年月日1988/09/00
巻号0088/0053
ページ(0001-0006)
言語日本語
登録キーワード生理特性、計測技術、心理的ストレス、精神疲労、作業負荷、センサ、実験データ、生体計測、生体負担、生体負荷

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