登録番号1999-02705 (C00)
タイトルヒヤリハット事例を活用したヒューマンエラー低減活動
内容概要1999年6月30日~7月1日に開催された(社)日本能率協会主催「製造業における災害・事故予防対策セミナー」のテキストである。本稿では、ヒヤリハット情報をより有効に活用するための手法として東京電力原子力研究所ヒューマンファクターグループが開発したH2-SAFERという事故分析手順、対応策を発想するための手順を整理したH2-GUIDE、それらの手法をパソコン上で実行できるようにしたH2-ASSISTについて紹介している。H2-SAFERはm-SHELLモデルを用いて「事象の整理」、「問題点の抽出」、「背後要因の探索」、「対応策の列挙」、「対応策の決定」、「対応策の実施」、「対応策の効果の評価」を順に実施していく分析法で、H2-GUIDEはそのうちの「対応策の列挙」の部分を支援するために「排除」、「物理的制約」、「負担軽減」、「検出」、「影響緩和」という観点から対応策を発想するための手順を整理したものである。H2-ASSISTでは、H2-SAFERのうち「事象の整理」から「対応策の列挙」までをコンピュータ上で実施できるようにしたプログラムで事故分析のツリーを簡単に作成できるように工夫されている。
著者吉澤 由里子(TEPCO)
出典JMA 主催災害・事故予防対策セミナーテキスト
発行年月日1999/6
巻号
ページ
言語日本語
登録キーワードエラー分析、支援システム、事故分析、ツリー構造、フォルトツリー

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