登録番号2002-03239 (A00)
タイトルバスタブ曲線形状の故障率関数の信頼度によるモデル化
内容概要本稿では、バスタブ曲線形状の故障率関数を信頼度で表した一般的な形が提案されている。システムの信頼度の低下はランダム故障、蓄積損傷、マン・マシン・インタフェース、適応性などに関係した故障メカニズムに由来している。ランダム故障はポアソン過程での予測できない故障のモデル化と呼ばれ、一定値で示される。蓄積損傷は強度の低下による故障を重要視しており、システムが通常運転の負荷に耐えられる可能性は時間とともに下がり、故障確率に依存する。マン・マシン・インタフェースは学習や修正による故障率の減少に導くこともあれば、システム運転における人間の不適切な慣行の結果として故障率の増大に導くこともあり、故障確率および信頼度と相関関係にある。適応性は対をなすサブシステム間の継続的な調整に関係しており、新しいシステムが運転に入ると、幾つかの隠れた欠陥が調べられ、最終的になくなる。これらの現象は独立して故障を引き起こし、故障率関数の中で付加項として記述されるので、幾つかのパラメータに支配される全体的な故障挙動は証拠データのフィッティングによって見つけられる。本稿で提案するモデルはシステムの寿命期間中に発生する物理的な現象を把握するのに有用であり、通常用いられる‘バスタブ’よりも簡単で効率的なパラメータ近似の方法を提供する。
著者K.S.WANG(NCU)、F.S.HSU(NCU)、P.P.LIU(TBI R&D CENTER)
出典RELIABILITY ENGINEERING & SYSTEM SAFETY
発行年月日2002
巻号0075/0003
ページ(0397-0406)
言語英語
登録キーワードモデル化、信頼度、MMI、故障率

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