登録番号2003-03347 (K00)
タイトルヒューマンエラー要因分析支援に関する研究
内容概要人的事象による事故や不具合に関しては、ヒューマンエラーの背後要因を詳細に、そして網羅的に把握することが根本的な対策へとつながる一つの大きな流れである。そのためには、ヒューマンエラーに対する直接的な要因だけではなく、潜在的な要因まで明らかにすること、すなわちエラー行動に係わる行動形成要因(PSF)を詳細に解析することが重要である。現在、PSFを抽出する既存の分析手法のほとんどは、分析の深さが分析者の意図や識見に完全に依存しており、PSFの十分な分析が行えておらず、その結果、適切な対応策を導けていないことも少なくない。本研究では、この問題点を解消できるように、1)要因の網羅的抽出、2)要因抽出の支援、3)分析の簡易性、の視点で既存のヒューマンエラー要因分析手法に対する支援方法を検討した。その結果、PSFを階層化し、各階層に対して想定されるPSF keywordを抽出し整理したPSF Keyword Tableを開発している。
著者小西 唯夫(KEIO UNIV)、岡田 有策(KEIO UNIV)
出典日本プラント・ヒューマンファクター学会誌
発行年月日2002
巻号0007/0001
ページ(0032-0042)
言語日本語
登録キーワードPSF、要因分析、エラー分析、ヒューマンエラー

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