登録番号2004-03562 (E00)
タイトルNKY理論に基づく危険予知教育訓練システムの開発
内容概要交通安全教育のひとつに危険予知トレーニングがあるが、これまでのトレーニングは知恵レベル中心の教育で、これだけでは本質的な改善とはならない。本研究では、感情支配レベルに着目した訓練を目的としたNKYトレーニングを取り上げている。NKYトレーニングはグループでの討論を通して活動に参加し、発言することで生まれる行動規範によって効果が確認されているが、個人での訓練に適さないという問題点がある。NKYトレーニングを個人で行えるシステムを構築し、トレーニングの4ステップを行うプロトタイプの作成を行った。また、これまではイラストのシーンを中心に用いていたが、システム化することによって動画やQuickTimeによる360°パノラマ画像を用いることが可能となり、より臨場感のあるトレーニングを行うことができるようになった。しかしながらNKYトレーニングに慣れていない人にとっては旧皮質について考えることが難しく、容易に表出できる段階にまで至っていない。そこで、今後の課題として複数のユーザが協調して訓練を行えるコラボレーション機能の開発や、より効果的な自己洞察が行えるような工夫を検討していく必要がある。
著者松原 行宏(HIROSHIMA CITY U)、中村 学(HIROSHIMA CITY U)、岩根 典之(HIROSHIMA CITY U)、山崎 敏範(KAGAWA UNIV)
出典ヒューマン・インタフェース・シンポジウム論文集
発行年月日2003
巻号
ページ(0651-0654)
言語日本語
登録キーワード教育訓練、他産業、NKYトレーニング、NKY理論、ヒューマンエラー、訓練システム

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