電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

M07006

タイトル(和文)

火炉内における微粉炭燃焼場の数値シミュレーション(その4) - 揮発分放出挙動詳細モデルの開発 -

タイトル(英文)

Numerical Simulation of a Pulverized Coal Combustion in a Furnace (Part 4) - Development of the model employing tabulated detailed devolatilization process -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本研究では、粒子の昇温速度の違いによる揮発分の放出総量および放出速度の変化を考慮することができる新しい揮発分放出モデル(揮発分放出挙動詳細モデル)を開発した。揮発分放出挙動詳細モデルを用いて、小型微粉炭バーナの燃焼場を対象に微粉炭燃焼数値シミュレーションを行い、実験結果および従来モデルを使用したシミュレーション結果と比較した。その結果、揮発分の放出によるガス膨張効果をより正確に再現できる揮発分放出挙動詳細モデルの方が、実験結果と良く一致することが分かり、モデルの有効性が確認された。

概要 (英文)

In this research, a new model for devolatilization (the model employing tabulated detailed devolatilization process), which can take into account the effect of the particle heating rate on the amount of volatile and devolatilization rate, is developed. A CFD simulation using the new model is applied to a pulverized coal combustion field made by a small burner. The simulation results for the new model are compared with experimental results and simulation results for a conventional model. The results show that the simulation results for the new model are better accorded with the experimental results than the simulation results for the conventional model.

報告書年度

2007

発行年月

2007/11

報告者

担当氏名所属

橋本 望

エネルギー技術研究所 プラント工学領域

黒瀬 良一

エネルギー技術研究所

白井 裕三

エネルギー技術研究所 プラント工学領域

キーワード

和文英文
微粉炭燃焼 Pulverized coal combustion
CFDシミュレーション CFD simulation
揮発分放出 Devolatilization
昇温速度 Heating rate
フラッシュチェーンモデル FLASHCHAIN model
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry