電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

N07043

タイトル(和文)

沿岸海底下堆積岩における空洞掘削に伴う地下水理への影響

タイトル(英文)

An investigation of impact on groundwater hydrology condition of cavern excavation in sub-seabed sedimentary rock

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

岩盤内に地下空洞を建設する際,掘削影響領域における地下水理への影響を評価することは重要な課題となっている.このため,沿岸海底下における炭鉱の坑道を利用して,新たに坑道を掘削し,この坑道を対象にした掘削影響領域の水理特性,および時間的空間的な変化に関して調査した.この結果,空洞掘削影響領域により浸透率の大きくなる範囲は2m程度であり,この範囲は20年程度では進展しないことが示された.また,空洞の掘削に伴い,海底下130mの坑道では,間隙水圧が4ヶ月で20m程度低下し,部分的に不飽和領域が形成される過程が観察された.

概要 (英文)

When considering a construction of underground rock cavern, an evaluation of an impact on groundwater hydrology in excavation disturbed zone (EDZ) is important issue. We excavated additional caverns from tunnels of two sub-seabed coal mines to investigate hydraulic properties of EDZs and change of the properties with time and space. As a result of this study, it was indicated that increased permeability range around the cavern estimated to be 2m and had no evolution within 20 years. It was also observed that pore pressure might draw down about 20m in four months and unsaturated zone might emerge partially above the excavated cavern 130m under the seabed.

報告書年度

2007

発行年月

2008/06

報告者

担当氏名所属

末永 弘

地球工学研究所 地圏科学領域

中田 英二

地球工学研究所 地圏科学領域

キーワード

和文英文
掘削影響領域 EDZ
堆積岩 Sedimentary Rock
空洞掘削 Cavern Excavation
沿岸海底下 Sub-Seabed
地下水理 Groundwater Hydrology
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