電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

N08072

タイトル(和文)

有限要素法による航空機の衝突に対する余裕深度処分廃棄体輸送容器の構造健全性評価

タイトル(英文)

Evaluation on the structural soundness of the transport package for low-level radioactive waste for subsurface disposal against aircraft impact by finite element method

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

有限要素法を用いて航空機の衝突に対する余裕深度処分廃棄体輸送容器の構造健全性を解析的に評価した。航空機が衝突した場合の荷重曲線、荷重載荷位置等は、既往の高レベルガラス固化体の輸送容器の評価と同一とした。解析は有限要素法衝撃解析コード LSDYNAを用いた。
想定した航空機が衝突した場合、輸送容器は大きく変形するが輸送容器内部に取り付けられた支持ガイド、あるいは蓋下面が収納されている廃棄体に接触することはなく廃棄体は健全性を保持する。なお、輸送容器の発生した塑性ひずみは破断ひずみ(材料の伸び)に比較して十分小さい値である。

概要 (英文)

The structural analysis of aircraft crush on the transport package for low-level radioactive waste was performed using the impact force which was already used for the evaluation of the high-level waste transport package by LSDYNA code. The transport package was deformed, and stresses due to the crush exceeded elastic range. However, plastic strains yieled in the package were far less than the elongation of the materials and the body of the package did not contact the disposal packages due to the deformation of the package. Therefore, it was confirmed that the disposal package keeps its integrity against aircraft crush.

報告書年度

2008

発行年月

2009/07

報告者

担当氏名所属

伊藤 千浩

地球工学研究所 バックエンド研究センター

キーワード

和文英文
低レベル放射性廃棄物 Low level radioactive waste
余裕深度処分 Subsurface disposal
輸送容器 Transport packaging
航空機衝突 Aircraft crash
有限要素法 Finite element method
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry