電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Q08028

タイトル(和文)

次世代自動車用高出力型リチウムイオン電池の内部抵抗測定 ~内部抵抗に及ぼすセルサイズの影響~

タイトル(英文)

Internal Resistance Measurement of High-Power-Type Lithium Ion Batteries for Next Generation Vehicles - Influence of Cell Size for Internal Resistance -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

次世代自動車用に開発される低抵抗なリチウムイオン電池の内部抵抗を精度良く診断する手法を開発した。ACインピーダンス測定をSOC20%で行うことにより、Rint(電極/電解質界面抵抗など電極反応を反映)の二成分への分離に成功した。ACインピーダンススペクトルより求めた電池内部抵抗の各成分(Rs、Rint1、Rint2)について、小容量セルと実規模セルの各抵抗を比較したところ、電極/電解質界面抵抗が、各セルの容量比に近い値をとることがわかった。解体試験等によりRintの増大による出力性能の低下が寿命決定因子となることが明らかになっているが、この結果により小容量セルのRintを解析することで結果を実規模セルに反映できることがわかった。

概要 (英文)

We measured the internal resistance of high-power-type lithium ion batteries for next generation vehicles. We succeeded in separation to two elements of the electrode / electrolyte interface resistance by measuring the AC impedance spectrum in SOC20% and 268K. In addition, we found that electrode / electrolyte interface resistance took the value that was near to the capacity ratio between the large capacity cell and the small capacity cell when comparing internal resistance of each cell calculated from AC impedance spectrum. It was appeared that the power fade caused by the increase of Rint became the life determinative by post analysis, this result indicates that the power fade of the large capacity cell can estimate by analyzing Rint of the small capacity cell.

報告書年度

2008

発行年月

2009/09

報告者

担当氏名所属

紀平 庸男

材料科学研究所 エネルギー変換・貯蔵材料領域

関 志朗

材料科学研究所 エネルギー変換・貯蔵材料領域

三田 裕一

材料科学研究所 エネルギー変換・貯蔵材料領域

宮代 一

材料科学研究所 エネルギー変換・貯蔵材料領域

寺田 信之

材料科学研究所

大野 泰孝

材料科学研究所 エネルギー変換・貯蔵材料領域

キーワード

和文英文
リチウムイオン電池 Lithium Ion Battery
セルサイズ Cell Size
出力性能 Power Characteristic
内部抵抗 Internal Resistance
充電状態 State of Charge
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