電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R02039

タイトル(和文)

トラヒックの自己相似性を利用した最大トラヒック量推定手法の提案

タイトル(英文)

Estimation method for the maximum traffic volume by using traffic self-similarity

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

近年,インターネットではバースト的なトラヒック特性を示すアプリケーションが増えており,ネットワーク運用者側で適切なトラヒック監視制御が必要になっている.しかし,既存のネットワーク監視システムでは5分より短い時間間隔でトラヒック監視するのは,監視情報の増大から困難な場合が多い.一方,バースト的なトラヒック特性には自己相似性があることが知られている.この特性を利用して,粗い時間間隔のトラヒック監視データから,細かい時間間隔のトラヒック変動をオンラインで推定できれば,きめ細かなトラヒック制御が行える可能性がある. そこで,本研究ではトラヒックの自己相似性を利用して,既存ネットワーク監視システムの一定時間間隔の測定値を基に,より短い時間間隔での最大トラヒック量をオンラインで推定する手法を提案し,その報告を行う.

概要 (英文)

In order to guarantee QoS (Quality of Service), it is necessary to monitor the network characteristic.It is difficult to monitor all characteristic, because of amount of network characteristic information. Thus, we have a question which monitoring time scale we need to choose. To solve this question, we propose a estimation method for throughput by using traffic self-similarity. Our proposal method can estimate the throughput in the high time resolution with only monitoring information by using monitoring system. This method estimates the throughput by uses the traffic self-similarity. The traffic self-similarity means that traffic nature is similar to on the different time scale. Also, this estimation method can control the estimation error by a parameter. Network monitor system can operate the network with our estimation method to guarantee throughput QoS on high time resolution.

報告書年度

2002

発行年月

2003/10

報告者

担当氏名所属

土井 博生

情報研究所

猪毛尾 壮一郎

情報研究所

明神正典

中国電力(株)

三宅 宏之

中国電力(株)

キーワード

和文英文
自己相似性 self-similarity
推定 estimation
運用監視 monitoring
バースト burst
QoS QoS
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry