電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R03005

タイトル(和文)

IPv6技術の電力用通信網への適用性評価

タイトル(英文)

A study on applying IPv6 to utility communication networks

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

あらゆる端末がインターネットへ接続する、「ユビキタスネットワーク」の実現のためにIPv6の必要性がますます高まってきており、IPv6が社会のインフラとなるのは間違いない。電力用通信網のIP化が進んでいる中で、電力用通信網への適用も近いと予想される。 本報告では、実機ルータによる測定データを基に、電力用通信網へのIPv6技術の適用性を明らかにする。また、電力用通信網のIPv6への移行の際に最適な移行技術を明らかにする。その結果、IPv6はIPv4と比較して実効スループット、平均遅延時間で若干劣っているが、電力用IPネットワークのリアルタイム性を要するアプリケーションに対する所要要件を十分に満足することがわかった。また、電力用通信網のIPv6への移行の際には、性能面、設定の容易さ、運用性などからデュアルスタックを利用した場合が最も適していることがわかった。

概要 (英文)

Recently, IPv6 is getting more and more necessary to realize "Ubiquitous Network". There is no doubt that IPv6 will be one of the basic infrastructures in the near future. And we expect to apply IPv6 to utility communication networks before long time. In this report, we evaluated the possibility of applying IPv6 to utility communication networks by measuring the basic forwarding abilities of IPv4 and IPv6 by a router, and studied the migration techniques to IPv6 networks. As a result, we showed that utility real-time applications can be accommodated to IPv6, and Dual Stack is the best for the migration of utility communication networks to IPv6.

報告書年度

2003

発行年月

2004/02

報告者

担当氏名所属

高橋 健一

情報研究所

キーワード

和文英文
IPv6 IPv6
スループット Throughput
遅延時間 Latency
移行 Migration
電力用通信網 Utility Communication Network
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