電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R07030

タイトル(和文)

供給信頼度と経済性の評価に基づく電力流通設備の保守計画支援手法の提案 -ライフサイクルリスクマップの提案と変圧器保守計画への適用-

タイトル(英文)

Proposal of Maintenance Planning Support Method for Transmission Facility based on Supply Reliability and Cost Evaluation -Proposal of a Life-Cycle Risk Map for Maintenance Planning-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高度経済成長期に大量に設置された電力流通設備が一斉に高経年化を迎えることで,設備の故障リスク増大や保守費用増加などが懸念されるため,より高度な保守計画の支援方策が求められている。そこで本報告書では,供給信頼度と経済性評価に基づく保守計画支援するための手法として,ある設備に対して,現在からライフサイクル評価に基づく最経済な更新時期に至るまでの供給支障リスクの推移を示すライフサイクルリスクマップ(以下,LCRM)の考え方を新たに提案する。
LCRMの変圧器保守計画への適用として,モデル系統の1台の変圧器を対象に,ライフサイクルの間に,どの程度の経年のタイミングで,どのくらいの規模(費用)で何回オーバーホールを行えば,最も経済的な保守計画となるかを求め,その場合の供給支障リスク推移をLCRMに示すことができる。

概要 (英文)

The progress of aging of transmission facility is becoming a crucial issue in Japan, and adequate maintenance planning need to be proposed in order to use existing facility efficiently. In this paper, we propose the concept of a life-cycle risk map (LCRM) which shows the transition of aging risk of transformer from its installation to replacement, under a specific maintenance planning that consider cost. The risk is evaluated based on expected energy not supplied and the cost is represented by the economic lifetime when the annual average cost becomes a minimum. Using an acceptable level of aging risk, the optimal timing and cost of overhaul are determined. Numerical examples using a model system are shown and the potential applications of LCRM are also discussed.

報告書年度

2007

発行年月

2008/07

報告者

担当氏名所属

田中 宏明

システム技術研究所 電力システム領域

竹原 有紗

システム技術研究所 電力システム領域

柴田 健雄

システム技術研究所 電力システム領域

永田 真幸

システム技術研究所 電力システム領域

栗原 郁夫

システム技術研究所

吉村 健司

システム技術研究所 電力システム領域

小関 英雄

システム技術研究所 電力システム領域

キーワード

和文英文
電力システム Power System
保守計画 Maintenance Planning
供給信頼度 Supply Reliability
アセットマネジメント Asset Management
ライフサイクル評価 Life-Cycle Assessment
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