電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

R11014

タイトル(和文)

遠隔光給電を用いた多点光センサシステムの基礎検討 -送電線監視用プロトタイプ試作と動作検証-

タイトル(英文)

Basic study on multi-point optical sensing system based on remote optical power supply - Development and demonstration of the prototype system for transmission line monitoring-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

当所では,光スイッチによるパス切り替えと遠隔光ファイバ給電を用いた,新しい多点光センサシステムを提案している。本システムを用いることにより,現地での電源確保が難しい場所でも,各種センサ機器を駆動して情報収集することが可能となる。今回,センサ情報収集のための通信機能や低電力方式を詳細に検討し,プロトタイプシステムの設計・試作を行った。光ノードの消費電力は,従来の1/5に低減され,この効果により,23km遠方のノードのセンサ情報を収集することに成功した。また,多地点を自動巡回して情報収集するプログラムを開発し,長期連続測定が可能であることを示した。さらに,具体的な応用事例として,地絡点の遠隔検知に適用可能なことを,基礎実験により示した。

概要 (英文)

The author has previously proposed a new multi-point optical sensing system, based on both technologies of optical pass switching and remote optical power supply. This system enables us to drive variety of electric sensors and collect their sensing data even if there is no power equipment at their installation site. In this study, the author examined the operation flows for collecting sensing data, and developed the prototype of low-energy optical nodes with a communication function. Power consumption of the node was reduced to one-fifth from the previous one. And data collection from the node located 23 km apart was successfully demonstrated. Furthermore, the author developed program which enable us to collect data from each node automatically, and showed long-term continuous sensing is possible using this program.

報告書年度

2011

発行年月

2012/05

報告者

担当氏名所属

小川 理

システム技術研究所 通信システム領域

キーワード

和文英文
多点センシング multi-point sensing
光給電 optical power supply
光スイッチ optical switch
光センサ optical sensor
光ファイバ複合架空地線 OPGW
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