電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T01005

タイトル(和文)

バリア放電による一酸化窒素の処理効率評価手法の開発

タイトル(英文)

Development of Analysis Method for the Evaluation of Nitric Oxide Treatment using Barrier Discharge

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

バリア放電による窒素中NO処理の評価手法を検討した。NO転化率と、放電電力を流量と初期NO濃度で割った値である作用エネルギー密度との関係をスケーリング則として定義した。このスケーリング則により、窒素雰囲気中では、放電電力、流量、初期NO濃度が異なる場合におけるNO転化率の比較が可能となった。また、ガラス球を放電管に封入した場合にも、このスケーリング則が成り立つことを確認した。銅イオン交換ゼオライト(Cu-ZSM-5)を封入したときのNO転化率を、スケーリング則を用いて評価した。本報告で示す評価方法を用いることにより、触媒と放電の相互作用を初めて評価することができた。

概要 (英文)

An analysis method for evaluating NO treatment in N2 using barrier discharge has been investigated. A scaling law is defined as the relationship between NO conversion efficiency and operation energy density expressed as discharge power per flow rate and initial NO concentration. The scaling law makes it possible to compare NO conversion efficiencies at different powers, flow rates, and NO concentrations in N2. The scaling law can also be used in the presence of glass balls at room temperature and 773K. NO conversion efficiency with copper ion-exchanged ZSM-5 zeolites (Cu-ZSM-5) is estimated using the scaling law. This estimation technique using the scaling law first analyzes a combined system of non-thermal discharge and catalysts.

報告書年度

2001

発行年月

2001/11

報告者

担当氏名所属

後藤 直彦

狛江研究所電気物理部

工藤 聡

狛江研究所大気科学部

大山 聖一

狛江研究所大気科学部

本山 英器

狛江研究所電気絶縁部

キーワード

和文英文
非平衡プラズマ Non-Thermal Plasma
バリア放電 Barrier Discharge
窒素酸化物 NOx
ゼオライト Zeolites
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