電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T03037

タイトル(和文)

大気中二次粒子の濃度予測手法の開発

タイトル(英文)

Modeling of Concentration of Atmospheric Secondary Aerosol

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

米国環境保護庁大気質モデルをもとに,二次粒子の濃度を予測する手法を構築した。関東地域で行なわれた調査を対象に検証計算を行なったところ,計算濃度は観測濃度にほぼ一致し,濃度予測手法として十分な性能を有することが示された。 この手法を用いて,関東地域の硝酸塩と硫酸塩の月平均濃度に対する領域内発生源の寄与を評価した。その結果,領域内の発生源は硝酸塩の濃度分布に影響したが,硝酸塩の55%と硫酸塩の75%以上が領域外からの流入によることがわかった。

概要 (英文)

An air quality prediction system for secondary inorganic particulate matter is configured by modifying meteorological and chemistry transport models. The system shows good performance on prediction of secondary aerosol concentrations, through comparisions with measurements from field campaignes conducted in Greater Tokyo in summertime and wintertime. Contribusion of sources out of Greater Tokyo is estimated for monthly-mean concentrations of nitrate and sulfate. It is found that 55% of nitrate and 75% of sulfate are contributed by the outer sources, even though domestic sources influence on spatial distribution of nitrate.

報告書年度

2003

発行年月

2004/03

報告者

担当氏名所属

速水 洋

狛江研究所大気科学部

小林 伸治

国立環境研究所 PM2.5・DEP研究プロジェクト交通公害防止研究チーム

桜井 達也

東京理科大学 大学院理学研究科

キーワード

和文英文
浮遊粒子状物質 suspended particulate matter
化学組成 chemical composition
大気質モデル air quality model
首都圏 Greater Tokyo
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