電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U88010

タイトル(和文)

電源立地点の藻場造成技術の開発 第9報 水中の光条件に基づくアマモ場造成限界深度の推定手法

タイトル(英文)

Development of the techniques for Marine Macrophyte Bed Creation. 9. Underwater Irradiance and Depth Limit for the Eelgrass Bed creation

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本研究はアマモの生育に必要な光条件を明らかにし、これに基づいて藻場造成地の限界深度を定量的に判定する手法を開発することを目的として実施した。 1.神奈川県小田和湾における現地調査と移植実験、および既往の文献的知見の解析により、アマモの生育に必要な日間水中光量を3~4Einstein/㎡/day(光合成有効波動放射エネルギー)と推定した。 2.アマモ場造成地の深度限界の判定のため、ある海域における日射量と海水の濁りに関するデータから、所定の水中光量を簡易言語(スプレッドシート)によるシュミレーションで簡便に求める方法を示した。

概要 (英文)

With the object of determining the depth limit for eelgrass bed creation, a depth distribution survey and in situ transplant experiments were conducted at Odawa Bay on the Pacific coast of central Japan, together with the analysis of bibliographical data so far reported. Results obtained are as follows: 1. The minimum light requirement of eelgrass growth was estimated, in terms of the daily photosynthetically active radiation, to be 3-4 Einstein/m2/day. 2. A simple simulation technique using a spread sheet software for personal computer can give the depth corresponding to a certain underwater irradiance as a function of solar irradiance and seawater turbidity indices (e.g.transparency,extinction coefficient).

報告書年度

1988

発行年月

1988/09/01

報告者

担当氏名所属

石川 雄介

我孫子研究所生物部水産技術研究室

川崎 保夫

我孫子研究所生物部水域環境研究室

本多 正樹

我孫子研究所生物部水域環境研究室

丸山 康樹

我孫子研究所水理部環境水理研究室

五十嵐 由雄

我孫子研究所水理部環境水理研究室

キーワード

和文英文
アマモ Zostera marina
アマモ場 Eelgrass bed
水中光量 Underwater irradiance
光要求 Light requirement
深度分布 Depth distribution
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