電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U96001

タイトル(和文)

アワビの成長と現存量予測モデルの開発

タイトル(英文)

MATHEMATICAL MODEL FOR PREDICTING GROWTH RATE AND BIOMASS ABALONE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

湾岸海域の環境変化に伴う湾岸洋生態系の変化の予測やアワビの増殖場の最適設計条件の検討に資するため,文献情報などに基づき,温度や海藻の生産量など環境条件が変化したときのアワビの成長や現存量を予測するモデルの開発研究を行った。その概要を以下の示す。(1)モデルの基本構造は,アワビの成長を摂■量と■料転換効率に基づいて計算し,それに個体密度を掛けることにより現存料を求めるものとした。なお,成熟期は成長が停止するものとした。(2)摂■量は温度と殻長の関数とし,■料転換効率と日間減耗率を殻長の関数として表した。(3)計算結果は放流アワビの実測値とほぼ一致し,モデルの妥当性が示された。(4)環境条件を変化させてモデルによる計算を行った結果,海藻生産力や減耗率が,アワビの成長や現存量に大きな影響を及ぼすことが示された。

概要 (英文)

A MATHEMATICAL MODEL OF A COASTAL ECOSYSTEM IS PROPOSED TO PREDICT GROWTH RATE AND BIOMASS FROM CHANGES IN TEMPERATURE,SEAWEED PRODUCTION AND OTHER ENVIRONMENTAL FACTORS.THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)THE MODEL CALCULATES THE GROWTH OF ABALONE AS A FUNCTIONOF FEEDING RATE AND CONVERSION RATE.ABALONE GROWTH IS ASSUMED TO HALF DURING THE MATURATION SEASON. THE BIOMASS IS A FUNCTION OF THE GROWTH AND POPULATION. (2)THE FEEDING RATE IS EXPRESSED AS A FUNCTION OF TEMPERATURE AND SHELL LENGTH;THE CONVERSION AND DAILY MORTALITY ARE PRESENTEDAS A FUNCTION OF SHELL LENGTH. (3)THE GROWTH CURVE OF THE ABALONE HALIOTIS GIGANTEA,RELEASED AT JOGASHIMA,MIURA CITY,KANAGAWA PREFECTURE,FITTED THE PROPOSED MODEL SUGGESTING THAT THE MODEL PREDICTS THE GROWTH OF ABALONE. 4.THE MODEL,SUGGESTS THAT KELP PRODUCTIVITY AND DAILY MORTALITY GREATLY AFFECT ABALONE GROWTH RATE AND BIOMASS IN A COASTAL ECOSYSTEM.

報告書年度

1996

発行年月

1996/07/01

報告者

担当氏名所属

川崎 保夫

我孫子研究所環境科学部海洋生態グループ

本多 正樹

我孫子研究所環境科学部海洋生態グループ

太齋 彰浩

我孫子研究所環境科学部海洋生態グループ

藤永 愛

我孫子研究所環境科学部海洋生態グループ

松梨 史郎

我孫子研究所環境科学部海洋科学グループ

キーワード

和文英文
アワビ ABALONE
現存量 BIOMASS
数理モデル MATHEMATICAL MODEL
海藻生産力 SEAWEED PRODUCTIVITY
温度 TEMPERATURE
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