平成16年7月30日(金)、核燃料サイクル開発機構大洗工学センターで広報キャラバンを実施し、約50名の方々にご参加いただきました。講演会では、まず、「放射線の影響は量によってちがうはず」と低線量放射線研究をめぐる動きや放射線防護の概念などを解説。引き続き、当所の成果を中心に、低線量放射線による発がんの抑制や糖尿病の抑制など、低線量放射線研究の現状を紹介しました。
会場からは、原子力を進める者にとって力づけられる成果だとの激励のコメントや、動物実験の再現性や個体差などについて多くの質問をいただき、関心の高さがうかがわれました。サイクル機構は、一般の方々の理解を得る活動に対して積極的に取り組んでおられるとのことで、今後、地域住民との交流の場でも紹介してほしいとの要請を受けました。
|