財団法人電力中央研究所(理事長:佐藤太英、本部:東京都千代田区)では、今後、産業界で半導体分野におけるヒートシンク材や焼結部材等、さまざまな利用が見込まれている「球状ナノ複合粒子」(=ミクロンオーダーの球状粒子の表面に、100nm以下のナノ粒子が付着した粒子)を、アークプラズマを利用して、これまでの製造過程を大幅に簡略化し、安価でかつ大量に作るための基礎技術を開発しました。
今回開発した窒化アルミニウムの球状ナノ構造複合粒子の製造技術をもとにして、大量製造プロセスを確立できれば、現在200〜300億円規模の窒化アルミニウム粒子市場に対し、大きなインパクトを与える可能性があります。
今後は、メーカーや大学等とプロジェクト化を検討し、大量製造プロセスを確立するための実証研究に取り組んでいく予定です。
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※ 本件は、文部科学記者会(レク付き資料配布)、科学記者会(資料配布)、エネルギー記者会(資料配布)にて同時リリースしております。