財団法人電力中央研究所(理事長:
、:東京都千代田区)と北海道大学(担当:大学院理学研究科 茂木 透 教授)、京都大学(担当:大学院理学研究科 田中良和 教授)、九州大学(担当:工学研究院 地球資源システム工学部門 藤光康宏 助教授)、応用地質株式会社(代表取締役社長:田矢盛之、本社:東京都千代田区)は共同で、文部科学省の独創的革新技術開発研究提案公募制度の研究課題「総合空中探査システムを用いた大規模災害の防災技術に関する研究」の一環として、平成17年10月24日〜10月29日の期間、熊本県阿蘇市から南阿蘇村に亘る阿蘇山麓において、山体地下深部の地殻構造を解明するため、ヘリコプターを利用した空中からの地殻構造探査を実施します。
我が国で頻発している地震災害、火山災害、土砂災害などの防災対策のためには、広域な地下深部の情報を簡単に、かつ正確・迅速に取得し、活用していくことが非常に重要ですが、本件はこうした
地下構造把握に役立つ「総合空中探査技術」の開発を目的として、基礎研究を行うものです。
なお、今回探査を実施する阿蘇山麓は、本件のメンバーである京都大学・火山研究センターの研究などからも、従来からさまざまな形で地下構造のデータが取得されています。このため、昨年度においても阿蘇山麓で、今回と同種の予備探査を実施しており、今回の結果とそれらのデータを比較検討することで、本技術の精度確認や新たな課題抽出が可能になることから、本年度も探査対象地域に選定致しております。
10月26日(水)10時からは、報道機関の方々を対象として、京都大学・火山研究センター(〒869-1404 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5280)にて説明会 及び 現地見学会を開催させて頂きますので、ご出席下さいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
本探査の概要とスケジュール等の詳細は、
添付のとおりです。