プレスリリース
2009・2010年度 短期経済・販売電力量予測(2009年10月)
〜景気は緩やかな回復、販売電力量は小幅回復見込み〜
<新政権の政策は当面下押し要因に>
平成21年10月6日
財団法人 電力中央研究所
財団法人電力中央研究所(理事長:各務 正博、本部:東京都千代田区)では、米国を中心とする海外経済の状況、原油価格動向など最新の情報にもとづき、電中研独自の短期マクロモデルを用いて、短期経済予測とシミュレーション分析を実施しました。
当研究所の標準予測では、
実質GDP成長率は、2009年度は前年度比 3.8%減の後、2010年度は同 0.8%増と緩やかな増加にとどまる
、と予測しています。
また、
販売電力量(10社計)についても、2009年度の前年度比4.3%減から、2010年度は同2.0%増と小幅回復する(気温は平年並を想定した場合)
、とみています。
なお、今回当研究所では、
鳩山新政権の政策シミュレーションを実施
しました。
鳩山新政権の経済政策を織り込んだシミュレーションを行うと、2009年度の実質GDP成長率は公共事業削減から0.1%低下し3.9%減に、また、2010年度は同じく0.9%増と0.1%上昇するものの、実質GDPの水準は、標準予測とほぼ変わらないと見込んでいます。また、新政権の政策は需要削減が先行するため、当面は景気の下押し要因となり、プラス効果発現は2011年度以降となる
、とみています。
結果の詳細につきましては、
添付資料
をご参照ください。
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※ 本件は、エネルギー記者会でレク付資料配布、内閣府記者クラブ、日本銀行金融記者クラブで資料配布致しております。