標記につきましては、狛江市をはじめ地域住民の皆様に大変なご迷惑ご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。
さて、4月2日にご報告いたしましたように、文部科学省への最終報告に記載しました再発防止策を鋭意進めてまいりましたが、このたび、対策工事が完了いたしましたので、ご報告させていただきます。
※4月2日付掲載
ご報告事項
対策工事として、下記の工事を、亀裂が発生した埋設排水管の更新に当たり実施しました。
- 曲げ応力がかからないようするため、エルボをなくして直管とした。
- 配管同士の接続には伸縮継手(3個所)を用い、気温変化によって生じる配管の伸縮を逃がす構造とした。
- 紫外線による劣化を防ぐため、配管に遮光塗料を塗布した。
- 上部から荷重がかからないようにするとともに今後目視観察するため、地中埋設とせず、配管の周囲にコンクリート製のU字溝(上部はステンレス鋼製の蓋)を設置した。
- U字溝のコンクリート表面にはコーティング(カチオン塗装+ウレタン樹脂防水塗装)を施し、万一に漏えいが発生した場合でも土壌への浸透を防ぐ構造とした。
また、管理面からの対策として、以下の観察を毎月実施し、所内管理連絡会で確認することとしました。
- 当該配管の目視観察を月1回実施する。
- 放射線管理区域からの1ヶ月毎の排水量を確認する。
更に、狛江市ならびに地域住民の皆様よりご要望のありました井戸水への影響の確認ですが、当研究所内において経過観察いたします。
今後、二度と今回のような事故を発生させないよう万全を期すようにいたしますので、今後ともご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
以上
添付資料
- 1.対策工事終了写真
- 2.井戸水の放射能濃度の測定結果