電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

175033

タイトル(和文)

CVケーブルの直流・逆極性インパルス重畳電圧破壊特性

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

直流ケーブルの絶縁設計にとって最も重要な直流電圧に逆極性インパルス電圧が重畳した場合の破壊電圧について,絶縁厚4.4mmのCVケーブルを用いて検討し,以下の結果を得た。(1)直流・逆極性インパルス重畳電圧の破壊値も,インパルス単独の電圧破壊特性同様,ワイプル分布に従う。またケーブルの設計にとって重要な位置母数ELは直流電圧とともに変わる。(2)直流電圧に対する逆極性インパルス破壊特性は直流電界が20kV/mm以上になると著しく小さくなる。これは空間電荷効果によるものと考えられ,また破壊特性から空間電荷による電界変歪を計算し,直流電界が大きくなると変歪も大きくなる。(3)破壊電圧からBahderがOFケーブルの絶縁設計で提案しているKの値を求めると,CVケーブルでは0.6~1.0の間になる。

概要 (英文)


報告書年度

1975

発行年月

1976/03/01

報告者

担当氏名所属

深川 裕正

電力技術研究所送配電部電線路研究室

坂本 雄吉

電力技術研究所UHV送電線建設技術部

相原 良典

電力技術研究所系統絶縁部高電圧現象研究室

キーワード

和文英文
直流送電 *
CVケーブル
逆極性インパルス電圧
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