電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

176023

タイトル(和文)

最大放電電荷-電圧特性の傾きQnによる発電機巻線の絶縁劣化判定法

タイトル(英文)


概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

使用年数13年のレジン含浸巻線について絶縁劣化判定試験を実施したところ,「運転に必要な絶縁耐力を有しない」と判定された。判定結果に基づき絶縁劣化状態を調査した結果,絶縁特性の低下はコイル端におけるエンド放電発生が原因であり,絶縁体にはほとんど劣化が生じていないことがわかった。このことは,従来の劣化特性量による劣化判定法ではエンド放電が発生すると誤った劣化判定を行う可能性を示唆しており,大きな問題となった。そこで今回,ボイド放電とエンド放電の放電特性の差異を利用して,エンド放電が発生した場合にも劣化判定が的確に実施できる新しい劣化判定法を開発した。それは,最大放電電荷-電圧特性の傾きの度合Nqによるもので,絶縁耐力の判定とともに劣化の進行状態が判定できることが特長である。

概要 (英文)


報告書年度

1976

発行年月

1976/11/01

報告者

担当氏名所属

池田 易行

電力技術研究所系統絶縁部絶縁材料研究室

キーワード

和文英文
レジン巻数 *
絶縁劣化判定
エンド放電
最大放電電荷-電圧特性
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