電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

178057

タイトル(和文)

直流汚損せん絡電圧に対する塩の種類の影響

タイトル(英文)

EFFECTS OF SALT KINDS ON DC FLASHOVER VOLTAGE OF CONTAMINATED INSULATORS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

各種単独塩で汚損された250mm懸垂がいし1個を霧室に搬入し,直流電圧を印加して,その50%フラッシオーバ電圧を求めた。6種類の単独塩のうち,NaClが正負両極性とも最小のフラッシオーバ電圧を示し,MgSO4が最大のフラッシオーバ電圧を示す。ガラス円板がいしの50%フラッシオーバ電圧に,沿面もれ距離の比を乗じて,250mm標準懸垂がいしの50%フラッシオーバ電圧を推定すると若干高めの推定になる。NaClとNaNO3については,霧室の霧の濃度を変化させて実験を行ない,50%フラッシオーバ電圧が霧の濃度に大きく影響されることを明らかにした。

概要 (英文)

THIS PAPER SHOWS THE DEPENDENCY OF DC 50% FLASHOVER OF 250MM STANDARD TYPE INSULATOR ON THE KIND OF SALTS. SIX KINDS OF SALTS WERE USED AS CONTAMINATION MATERIAL IN THIS EXPERIMENT. THE 50% FLASHOVER VOLTAGE OF INSULATOR CONTAMINATED BY NACL WAS LOWEST AND THAT CONTAMINATED BY MGSO4 WAS HEIGHEST. WITH THE INSULATORS CONTAMINATED BY NACL OR NANO3,50% FLASHOVER VOLTAGE WAS CHECKED UNDER VARIOUS FOGDENSITY. EXPERIMENTS REVEALED THAT 50% FLASHOVER VOLTAGE WERE FAIRLY AFFECTED BY THE FOG DENSITY. ABOVE RESULTS WERE COMPARED WITH THE DC 50%FLASHOVER VOLTAGES OF GLASS FLAT-PLATE INSULATOR.

報告書年度

1978

発行年月

1979/09/01

報告者

担当氏名所属

横山 茂

電力技術研究所系統絶縁部系統絶縁研究室

キーワード

和文英文
汚損がいし *
直流送電
霧中フラッシオーバ特性
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry